みなさん、こんにちは。ノーバスのかえです。
最近入塾した小学生の生徒さんについてのお話です。
その生徒さんは、体験レッスンの時からなかなか席にずっと座っていることができませんでした。
授業中も、
『問題を解きましょう』
と促しても
『答え貸してよ?』
と解答を手に入れてすぐに答えを見て書こうしたり、全てのいろいろなことに対して
『なんで?』
というばかりでした。
入塾してからも、最初の授業はとても元気がよくて、なかなか授業が進まない・・と、
またノートやテキストにもいわゆる落書きみたいにして書いてしまっていることが多だありました。
ところが、ご家庭からの連絡ノートには、こう書かれてありました、
『塾に出かける前には、少々緊張していたものの、本人はとても楽しんで勉強することができたようです。』
私たちの印象とはまるで逆のコメントが書かれていました。
このことで一つ嬉しいと思ったことは本人が塾に来て楽しかった・・ということです。
まず一番はこのことですね。
これが一番大切な事だと改めて再認識しました。
本人が楽しんでくれたならば、次は勉強が楽しいことを本人にしてもらうことですね。
そこでもう一度よく考えました。
まずは、授業を始める前には、『勉強する体制を作りましょう』ということです。
机の上には、テキスト・ノート・筆記用具・連絡帳をを準備すること。
先生が授業を始めたら、席を立たないこと。
始めと終わりには、元気よく挨拶することを根気よく伝えることにしていきました。
これは早速効果があり、『なんで?』と聞かれた際には、先生たちは穏やかに生徒さんに、授業中のルールだからだよ、話すようにしました。
この生徒さんは、本当に『なんでそうするのかな?』と思っているので、『なんで?』と話します。
そこで、こういう時にはこういう風にするんだよと、説明をしていくようにしました。
ほんの何回かで、ずいぶんと授業中の様子も変わってきました。
生徒さんには、これからもっと楽しい勉強が待っています。
たくさんたくさん楽しいことを学んでほしいと思います。