今年はコロナの影響でほとんどが4月に学校へ行きませんでした。
そこでやっと6月に新学期が始まったような気がします。
一つ学年が上がり、新2年生の皆さんは後輩を迎え入れます。
先輩の立場になり、部活や委員会などで責任のある役割を担う機会も増えるでしょう。
中学生になって丸1年経って、生活にも大分慣れてきたとは思いますが、先輩という立場になって戸惑うことも多くなると思います。
学校生活の慌ただしさに感けてしまいがちではありますが、今年は特にあっと言う間に7月には1学期の期末テストが控えています。
テストまではまだ30日から40日程ありますが、学校に滞在する時間は少ないのでで中々テスト勉強モードに入れない難しさも今学期のテストにはあります。
しかし、1年の最初のテストになりますので、良い結果を残して弾みをつけたいところです。
〇生活のリズムを作る
1日の生活のリズムを作りましょう。例えば部活から帰って来て、7時の夕食までは自由に過ごす。ご飯を食べたら塾へ行って7時半から10時まで勉強する。帰ってきたらお風呂に入って明日の準備を整えて12時までに寝る、という具合に、「勉強時間帯」と「自由時間帯」を決めるようにしましょう。
「時間のある時に気が向いたら勉強しよう」というような態度だと、テスト直前になって慌てない限り勉強をすることはないでしょう。時間があって暇だからゲームをする、スマホをいじる、となってしまいがちです。ゲームやスマホを絶対禁止とする必要はありませんが、「自由時間帯」にリフレッシュのために使って下さい。
〇一つ一つの授業を大事に
当たり前のことですが、学校の授業はしっかり聞いてノートを取り、出された課題にはしっかり取り組みましょう。
1回50分の学校の授業が全く頭に入っていないとしたら、それを取り返すには2倍の時間と労力がかかります。もちろん、理解しきれないことも授業で扱うこともありますが、それでも先生の話に耳を傾けてノートをとり、「理解しようと努める」姿勢が大事になります。
〇自主学習は数学英語中心に
「1日当たりの家庭学習は学年+1時間」と昔も今も学校では良く言われていますが、部活がある中でこれを毎日やるのは無理ですよね笑
もちろん、これが出来るに越したことはないのですが、平均的な中学生の生活を考えると難しいと思います。
そこで私は一週間の7日間のうちに「学年+1時間」の数学と英語の勉強時間を確保しよう、と提言します(塾の授業は除きます)。
これなら2年生の場合は、数学3時間英語3時間の合計6時間を一週間で行えばよいので、実現可能になってきます。
具体的には、学校または塾の授業で進んだところまで学校のワークを進めてください。それが終わったら、塾の自習ボックスにて配布しているプリントをやってください。間違った問題は、3日以上日を空けてから解きなおすようにしましょう。何度解きなおしても正解できなかったり、解説を読んでも理解が難しかったりする場合は必ず質問に来てください。
英語も数学と同様ですが、英語を得意科目にしたい子は、それに加えてNHKラジオ「基礎英語」を聴くことをお勧めします。私も中学校の時に英語の先生から勧められて、朝早く、うとうとした意識の中で聴いていた思い出があるのですが、今は便利な世の中になりまして、インターネットで正規の放送時間以外でも聴けるようになりました。
〇土日は理社国の勉強を
理科、社会、国語の3教科については、テスト範囲が発表されてから取り組む生徒が大半だと思いますが、80点以上点数や普段とっている点数より+15点の点数を目指すのであれば、余裕を勉強しましょう。
そうは言っても、何も数学英語のように週に何時間も勉強しなさいとは言いません。
学校がお休みの土日を使って、その週に学校の授業が進んだところまでワークを進めればよいだけです。
ワークを実際に解いてみると、学校の授業がどれだけ理解できているかの点検にもなります。
よくテスト一週間前になって理科のワークに手をつけて、手をつけたのはよいもののほとんど解き方を忘れていて勉強計画が一気に崩れた、という話はよく聞く話です。
学校の授業が理解できていなかったのが、そうなってしまう原因なのですが、ワークに早い段階で取り組めば「わかっていない」ということに気付いて直ぐに策を打てますよね。
ただ覚えるだけの用語の確認も普段からコツコツとやっておくことで、テスト一週間前には記述問題や応用問題の対策に時間を割くことができます。
一週間では理社はそれほど多く進まないので、週末にやらなければいけないワークの量は2教科合わせて5〜6ページです。1時間半〜2時間あればできるでしょう。国語に関しては毎週やらずとも2週間に一度週末に取り組んで貰えれば大丈夫です。学校で読解のワークが配布されない場合は、塾の自習ボックスに入っているプリントをやりましょう。
今年は、例年にないことばかりですが、それでもできることは沢山あります。
是非取り組んでほしいと思います。