みなさんこんにちは。ノーバスのかえです。
今年は高校受験に向けた模試が中止になったり、自宅受験という形になったりと毎年とは違うペースの者がとても多いです。
ですが、対策すること、取り組むことは変わりませんので、落ち着いて取り組んでいってほしいと思います。
早速ですが、6月21日に自宅受験という形で、北辰テストが行われます。
英語、理科、社会は定期テストとも傾向が違い出題範囲も広いので、今日明日の勉強で結果が大きく変わることはありません。少しずつ学習を進めてレベルアップしていきましょう。ただし、数学と国語は傾向や解く順番、問題の優先順位を知るだけで点数を伸ばすことができます。
〇英語〇
他県の形式とは少々違い、分布だけができていたとしても点数に結びつかず、長文だけが読めたとしても、文章を把握する力がないとなかなか点数に結びつきません。
少なくとも英検3級の単語力そして文章を読む力は欲しいところです。
また将来的に選択問題を受験する高校を目指す場合は、可能なら英検準2級の力があると対応できます。
作文もやはり組み立てる力と読み取る力と両方必要です。
また英語が苦手でも、作文は点取り問題だと思っています。
まずは1文でもいいので書く練習から始めたいところです。
〇数学〇
例年ですと大問4題で構成されます。大問1
計算問題と基本的な1行問題を中心に出題されますが、毎回最後の小問のみかなり難しいです。配点は約50点あり、最後の難解な問題ができなくても45点は狙うことができ、この大問の正答数が数学の点数偏差値を左右します。ここで45点とれてしまえば、偏差値50(平均点)を越えることは難しくないです。
大問2
やや応用の問題が5問出題され、配点は約25点です。問題のレベルは定期テストで後ろの方で出題されるものとほぼ同様です。毎回作図の問題が出題されます。大問1で45点とれ、この大問で3問以上正解できれば偏差値は65あたりまで届きます。
大問3、大問4関数と平面図形に関する応用問題が出題され配点は大問2つ合わせて25点です。かなり難解な問題が出題されることも、図形の問題では全文記述の証明問題が出題され、答えだけではなく考え方まで記述する問題も出題されます。県立浦和、浦和一女、大宮、市立浦和等難関高校志望の生徒には挑戦してほしい問題ですがそれ以外の生徒は無理をしなくて構いません。ただし、各大問の(1)は基本的なことが問われることもあるのでそこのみ目を通しましょう
〇国語〇
例年ですと大問5問で出題されます。大問1が小説文、大問2が漢字や語句に関する問題、大問3が説明文、大問4が古文、大問5が作文です。国語に関しては、数学と違ってどの大問が難解でどの大問が平易ということはありません。
小説文の方が説明文より得意だとか、古文や漢字が苦手だとかありますが、個人の得意不得意の差によるもので、どれも手がつけられない文章がでることはありません。気を付けて欲しいのは時間配分です。
国語でよく失敗するケースは読解問題に時間をかけすぎて最後の作文の問題が書けなかったというケースです。作文は配点が16点もあり、設問の指示と原稿用紙使用のルールに従ってさえいれば10点以上の点数は貰えます。これが時間切れで0点となってしまうと大変勿体ないです。
ですから国語は1番先に作文問題を書いてしまいしょう。そして作文というと何を書いていいか悩んでしまうものですが、正直に自分の気持ちや考えを書く必要もありませんし、立派なことを書こうと思う必要はありません。指示とルールにさえ従っていればどんな凡庸なことを書いても点数は貰えます。まず試験が始まったら10分以内に作文を仕上げ、それから大問2の語句に関する問題に入りましょう。ここでもわからない問題、読み方書き方を忘れた感じに出くわしたら潔く諦めて次に行きましょう。
小説、説明文、古文に関しては自分の得意な順に解いていくといいでしょう。分量が多いのでとにかく時間配分とスピードが大事になってきます。
〇社会〇
まずは教科書の知識をしっかりと入れたいところです。
少しずつの積み重ねがやはり必要です。
出来なかった分野は、一度教科書に戻りじっくりと確認をしましょう。
最初は1行問題、一問一答だけでもやりこむといいかもしれません。
年表にも慣れておく必要があります。
地理は必ず、『地図』『国名』『山地・川・海洋名』等は頭に入れておきましょう。日本地図・世界地図も要チェックです。
大問1〜3までは出題傾向にほとんど変わりはありません。高校入試過去問に触れてみてもいいでしょう。
〇理科〇
大問1が必ず小問集合が出ます。
過去問にふれるのであれば、いろいろな回の過去問に取り組んでみるのも一つの手です。広範囲にわたって出題されますが、基本的な内容のみの問題傾向ですので、点取り問題でしょう。これも社会と同じく、間違えた問題はじっくりと教科書に戻るというのが、とても大切になってきます。
理科が他の科目と対策しにくいのは、毎年同じ時期に同じ傾向の問題が出ないからです。 いつでも広範囲にわたって復習をする必要があります。
ただし、単元ごとに出る問題は入試においてもほとんど変わりません。
ですのでどれだけ多くの問題に触れているかというのが、点数を稼ぐカギになると思います。
いろいろと北辰テストについて、触れていきましたが、中学生の高校受験に向けたの模試については、とにかく手に入る過去問をしっかりと解いておくこと、また間違えた問題をしっかりと教科書を使用し、見直しをすることが、どの模試でも大切になってきます。