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学年別・教科別 2学期が始まるまでにやっておきたいこと【数学編】

勉強の仕方 2022/07/15

みなさんこんにちは。

個別指導塾ノーバスです。

各中学校でテスト返却も終わり、夏休みが待ち遠しくなっているところだと思います。

楽しい計画もたくさん立てているかもしれません。

ただし、多くの宿題が出ているはずですので計画を立てて勉強をしてください。ここで、宿題をするときに気を付けてほしいことがあります。


宿題を終わらせることを目的とせず、「これまでの学習内容の定着具合を測定する手段としてやっている」という意識で取り組んでください。


「終わったからOK」とはならないようにしてください。せっかくやるんだったら今度のためになる宿題にしたいですよね。

同じ時間を割くならば2学期以降のテストや入試で結果の出せる取り組み方をしましょう。


数学の宿題の取り組み方で重要なのは「解いて丸付けして終わり」という勉強を絶対にしないことです。「解く→丸付け」まではOKです。そして解いた問題が正解ならば問題はありません。しかし間違っていた場合は、

?なぜ間違ったかを分析する。単純なミスなのか、それとも計算のルールを誤って使っていたのか。?正しい計算のルールに則って計算式を書き写す。書き写す中でどこでどの計算ルールを使っているのか確認する。?書き写してみたら今度は解答を隠して自力で解いてみる。?少し日にちを開けて(2〜3日)解きなおしてみる。できなかったら?からまたやり直してみる。
この手順で自力で正解するまでやってみてください。根気強い取り組みが必ず点数に反映されます。
では次に学年別に特に集中して取り組んでほしい内容を書きます。


【中1】

中1はとにかく正負の数の計算のプラスマイナスの処理を的確にできるようになってください。それから文字式のルールをしっかり使えるようになって下さい。2学期の中間テストの範囲となる1次方程式では「正負の数」と「文字式」が完璧に理解できていないと基本的な計算でさえも必ずつまずきます。「何とかできる」ではいけません。「スラスラ解ける」状態になるまでしつこく計算練習しましょう。計算力の強い生徒は数学でなかなかこけません。この夏に計算にしっかり取り組めるか取り組めないかが今後の成績を左右してきます。


【中2】

1学期のテスト結果がさえなかった生徒は【中1】で書いたことに加えて1次方程式も復習してください。多項式の計算や連立方程式で正答率が低くなるのは中1レベルの計算力の土台ができていない生徒です。反復になりますが、「一応できる」という状態と「スラスラと余裕でできる」状態では天と地ほどの計算力の差があります。計算はほぼ大丈夫という生徒は文章題に多く触れて、さまざまな出題パターンを学びましょう。テストの応用問題も入試の問題も、皆さんが初めて出くわすような問題でさえ、先生が見れば「どこかで見たことがある解いたことのある」パターンの問題なのです。


【中3】

入試に向けた勉強をしましょう。埼玉県の公立入試や北辰テストの大問1で出題される基礎計算や一行問題、図形の計算問題を完璧にできるようにしましょう。ここがしっかりしていれば入試では最低50点。偏差値も50以上まで到達します。それからやや応用のレベルが出題される大問2に触れてください。5問出題されますが、この中で3問正解できれば偏差値60〜63まで到達します。偏差値65以上の高校を目指すのであればさらにやらなければいけないことがありますが、偏差値65までを目標とするならば序盤の基礎〜やや応用レベルの問題でどれだけ失点しないかが勝負になってきます。北辰テストでも本番の入試でも正答率50%以上の問題だけをすべて拾っていけば偏差値60以上に必ず到達します。難問を解けるようになる必要は全くありません。半分以上の生徒が正解できる問題を絶対にミスしないことの方が大事なのです。夏休みは基礎基本を重視してください。「なんだ、計算ミスだ」「少し勘違いしていただけだ」とせずに自分が犯してしまったミスに真摯に向き合って、ミスをしないために自分に足りない力が何なのかを常に考えながら勉強をしてください。

 

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