対象/高校3年生
国語が苦手なみなさんにとって大学受験の読解問題は、
日常生活で話したり聞いたりしているのと
同じ言語で書かれているとは思えないものかもしれません。
でも、こんな経験を思い出してみてください。
仲のよい友だちと話しているとき、
詳しく説明しなくても話が通じることがありますよね。
実はこの何気ない場面に鍵が隠されているのです。
詳しいことを言わなくても通じ合えるのは、
お互いに相手の言おうとしていることを推測し、
理解しようとしているからです。
文章を読み進めるときにも、この作業がとても大切なのです。
「読んでもわからない」と投げ出さず、
筆者が伝えたいことを理解しようと歩み寄る。
最初は時間がかかりますが、根気よく付き合ってみましょう。
読解問題が少しずつ得意になっていくはずです。
同じ日本語で書かれていても、
読みやすい文章と読みにくい文章があります。
また、どんな文章が読みやすいかは
一人ひとりで違います。
それは、それまでの人生における
経験と興味が
大きく関わっているからなのです。
以前に聞いたことがある話だと、
専門的な論理的文章でも内容が把握しやすくなります。
自分にも似たような体験があると、
登場人物の心情が理解しやすくなります。
語句だけでなく、幅広い分野にわたる知識を身に付けていく。
人間関係を広げ他人の感情に敏感になる。
机に向かう勉強以外にも大切なことがあるのです。
中学・高校とだんだんと文章を書くことから遠ざかっている
みなさんにとっては、入試で実施される小論文は
たいへん大きな壁にみえることでしょう。
「テーマに関する知識が足りない」
「自分の意見がうまく書けない」
「何を書いたらいいのかわからない」
小論文が苦手な原因も一人ひとり違います。
文章を書くには練習が必要です。
さらに、「誰が読んでもわかりやすく、説得力のある文章」を
書くには、読んで評価してくれる人が必要です。
ノーバスでは、志望校の出題形式やテーマに合わせて、
一人ひとりに必要な知識・技術を身に付けることができます。