武蔵小杉校 からのお知らせ:
小学生の英語教育
昨日ニュースになっていましたが、政府の教育再生実行会議は、グローバル化への対応や大学改革などについての提言をまとめました。
提言の中では、現在小学5・6年生で行われている週1回の「外国語活動」について、正式な教科にして専任教員を確保することや、実施学年の引き下げ、指導時間の拡大などの検討が盛り込まれています。
小学校の英語教育開始の目安については小学3・4年生からという意見も出ているそうで、数年後には小学校中学年から英語教育が本格的にスタートするような形になりそうです。
今まで以上にグローバル化が進んでいくでしょうから、小学校での英語教育には基本的に賛成です。
しかし中学校に入学してからの英語に関しては、定期テストや入試では文法的な問題が多くなってきます。
ですので小学校の間に文法に関わる国語力を養っていくことも非常に大切だと考えます。
主語・述語の関係も分からない。
動詞・形容詞・形容動詞の種類もよく分からないなんていう中学生も多いです。
その状態で英語の文法を体系的に学んでいくというのは非常に無理があります。
英語を使いコミュニケーションをとる事が目的ならば細かい文法事項はそれほど気にしなくてもいいのですが、ペーパーテストとなると話は別です。
基礎文法をしっかり身につけていくためにも、小学生で学ぶ国語の力も大切にしていきたいものですね。
佐久間
[2013-05-23]