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2020年県立高校入試問題の所感と感想
2020年(令和2年)3月5日に実施された栃木県立高校入試問題の所感と分析です。
社会
難易度:やや難化
大問1:日本地理
2:世界地理
3:歴史(~近代)
4:歴史(近代~現代)
5:公民
6:公民(経済)
7:融合問題
所感
大問1の一問一答がなくなり、公民分野が多くなったため、点数が取れるところが減りました。また、セルフレジの設置状況、町おこしの資料の活用など新傾向や、シーボルト・間宮林蔵など、模試や過去問で、出題されない人物がでる問題が何問かでました。
新中3へ
現在習っているところまででは半分も取れないようになっています。そのため、これから学習する歴史の近代や、公民の政治・経済ともに日頃からニュースに注目したり、予習していく必要がある。これから選挙や経済ニュース、明治以降の歴史など、注目していきましょう。
国語
難易度:例年通り
大問1:小問集合、
2:古典「長崎夜話草」
3:評論「対話をデザインする」細川英雄
4:小説「推水の日」岡崎琢磨
5:作文
所感
大問構成と文章の総合的なレベルは例年通りだったと言えます。評論の内容自体は読みにくいが、例年の評論の難易度からすると設問も含めて、例年通りの難易でした。小説も例年通りの難易度。作文は具体的で書きやすかったのではないかと見受けられます。2年生はこのレベルの国語の文章が出る意識で、読書や読解演習をしていきましょう。
新中3へ
現在、学習した範囲でほとんど解ける問題ではあるが、中学2年生にとっては読みにくい文章だった。そのレベルの文章を読む練習が必要になっきます。一方で、1小問集合と5作文で、50点の配点があります。国語が得意な生徒でも現代文の読解問題は40点分、作文と知識問題をいかにして解くかが国語の点数を上げるポイントとなってきます。
理科
難易度:やや難化
大問1:小問集合、
2:天体
3:電磁気
4:植物
5:化学反応
6:生物(血液循環)
7:物室
8:湿度
9:ばね、浮力問題
所感
一つ一つ見ると、さほど難しくなく、大問の数も例年通りです。文章量が多くなったこと、計算問題が多くなったこと、知識問題が減ったことでやや難しくなったと言えます。特に知識をつかって、何を問われているか?何を計算するべきかを整理することが必要になってきている印象です。
新中3へ
実は中1中2までの範囲で60~70点取れるように構成されている。定期試験や、市販の問題集の応用問題までしっかりと学習していれば難なく合格点まで達するテストであるが、逆に言うと応用問題を毛嫌いして、知識問題だけ解くと点数が伸びにくいテスト形式である。見たことがない問題をまず少しずつ減らすこと、そのうえで見たことない応用問題でもしっかりと読解をすると計算は意外に簡単な問題も多く点数に結び付きやすい。いま取り組んでいる問題集をやりつくそう。
英語
難易度:難化
大問1:リスニング、
2:中文穴埋め
3:会話文、英語作文
4:物語文
5:説明文
所感
全体の大問構成が大幅に変わり、今まで大問3だった英作文が長文の大問4に組み込まれたため、長文に対応しきれない生徒がいた可能性がある。動揺せずによく読めば今まで通り処理出来るが、平均点は下がりそう。大門の数は減ったが文章量や処理する問題数は変わらないため、落ち着いて解けば大丈夫であった。
新中3へ
大問構成が変わったとしても全ての受験生が同じ条件なので、落ち着いて解きたい。そのために単語力、長文読解能力、英語作文の力、リスニング能力といった技能が試される。スピーキングこそ問われないが、英語検定試験など外部試験で能力を鍛えることが必要不可欠となりつつある。色々な形式の問題に慣れて、英語能力を高めておくことを秋まで繰り返そう。
新3年生にむけて
基本的な知識だけでなく、その応用問題、知識を使った計算問題を問われる傾向が強くなりました。まずはこの春に1・2年の基礎的な知識をつけましょう。そのうえで、いろいろな分野の応用・計算問題が出来るように対策する必要があります。
定期的に下野模試などの外部試験を受けて自分の弱いところや得意分野を確認しながら受験勉強しましょう。
また、過去問を絶対視するだけでなく、いろいろな問題を解き、過去問をパターン化させないように夏以降対応力を鍛えていきましょう。
個別指導塾ノーバスでは、無料のカウンセリングをおこなっており、学習方法や進路のアドバイスも行っております。
また、高校受験生を対象とした無料体験授業も随時おこなっております。詳しくはリンクよりお申込いただくか、教室まで直接お問い合わせください。(無料体験授業のお申込はこちら→体験授業のお申し込み、電話:028-649-8058、担当:高木)
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[2021-03-13]