がんばる先生の指導ノート
ノーバスでがんばる先生が
生徒への想いや、勉強のこと、出来事など
教室の日常をお届けします。
守ってほしいこと
みなさんこんにちは。家庭教師のノーバス教授&個別指導塾ノーバスのかえです。
11月に入り、なおさら季節の変化を身にしみて感じます。
寒くなってきましたね。マフラーはまだ私は使用してはいませんが、周りを見るとしっかりと防寒している人が増えてきたと思います。
私の担当している生徒さんたちは、小学5年生から高校3年生までいますが、授業をしていく中でこれだけはとどの生徒さんにも、折をみて話し伝えていることがあります。
まず、正直であること。
さていったい塾の授業の中でこれはどういうことなのか・・・・
まずは宿題に関してです。
特に小学生や中学校に上がりたての子に話すことが多かったかなと思いますが、宿題を忘れた時やテキストを持ってくることを忘れてしまった時に何とかごまかそうとして、一生懸命理由を考えている場合がありました。
その姿をみれば、その理由が本当なのか、それともごまかそうとしてうそをついていることは一目瞭然です。
すごくたくさん出したときなどは、小学生に関しては連絡帳が用意されていますので、その旨をおうちの方に伝えます。
***今日の宿題はいつもよりたくさんんだしていて、量も結構あるので、家の用事等で時間が上手く取れなく途中になる場合もあると思います。その場合にはご連絡ください。*************
これは、いつのことだったか、ある小学生に女の子との授業での話しです。
授業のチャイムが鳴ると同時に次のようにいいました。
『先生おこりませんか??』
不思議な質問ですよね。
『何で?』
と聞くと
『いいから、私が何言っても怒りませんか?』
と何度もいうので、怒らないから・・と何があったか話してというと
『先生、今日テキストと資料集を忘れてしまいました、ごめんなさい』
というのです。
さて、ここでみなさんに質問です。
みなさんはこの女の子を叱りますか、それとも叱りませんか?
私はこの最後の『ごめんなさい』という言葉を聞いた時にこの子も成長したんだなぁとおもいました。
さて宿題を忘れれば確かに私は注意します。
なぜか、その宿題というのは、その日の授業での確認ができるようにするためと、次回の授業につなげる為に色々と考えてだしているのです。
なので宿題を忘れると、授業の内容が随分と変わります。
教える側としては多少の変更はそこまで問題ではありません。
しかし、生徒さんにやって欲しいと思う内容や、理解できるようにと勧めてきた内容は随分と変わってしまい、生徒さんのほうが後で見るとマイナスになることがたくさんあるからです。
なのでそのことを授業でも伝えています。
だからこそ、注意しますし、叱ったたりもします。
さてその女の子、前にも書いたことがあるのですが、
『めんどくさい?』
といつでも、何にでも言う子でしたが、最近は『めんどくさい?』と言いながらも手を休めることはしません。
話は戻りますが、この女の子宿題を忘れることやテキストを忘れることがよくないことなんだと認識したようです。
彼女の『ごめんなさい』というのは、本当に心がこもっていたことがよくわかりました。
なのでこの時は私も叱りはせずに『気をつけようね』の一言で終わりました。
このことは授業の中のほんの一部のことですが、その中でも伝わることがわかると私も嬉しいです。
授業の内容も大切ですが、人とのかかわりも大切だと感じています。