がんばる先生の指導ノート

ノーバスでがんばる先生が
生徒への想いや、勉強のこと、出来事など
教室の日常をお届けします。

都道府県

日記 2012/09/15

みなさんこんにちは。ノーバスのかえです。
私の受け持ちの生徒さんの一人に、中学受験で通っている小6の男の子がいます。
彼は、とてもおしゃべりで陽気で元気がいいです。休み時間も、体力が余っていて階段を登ったり駆け下りたりしています。もちろんほかの人に迷惑のかからない範囲以内ですが・・・

さてそんな彼は結構、言い訳好きです。
こんな言い方も変ですが、本当に言い訳が多いのです。
『なんで覚えられなかったのかな』
『だってね、昨日はね眠くてね』
『どうしてテキストを持ってこないのかな』
『だってね、テキストが一人で歩いて行っちゃったんだもん』

テキストは一人で歩いていきません(笑)

この時期に都道府県を覚えられていないこともあり、漢字で覚えてテストしようということになりました。
覚えられたらテストを始めましょうととして、覚える時間をとりました。
本人はもう覚えたから大丈夫と・・・
で始めようとすると・・・

『漢字は書かなくてもいい?』
と言われたので、
『漢字ではないといけないよ』
とこちらが言えば、
『漢字は難しいよ』
と言い出します。
『初めに漢字でテストするよとお話したでしょ』
といっても、漢字は難しいと言い始めます。

『じゃあ、1度目はひらがなOKで、2回目のテストは漢字で書けるようにしようか・・』
というと、
『わかった』
といい始めましたが、なんとひらがなでも書けないことが発覚しました。
『ひらがなでもいいんだよ。書けないの?覚えてないの?』
と聞くと
『覚えてない・・』
その時点でもう一度やり直しになりました。
ここまでで1時間です。
正直時間がもったいないなあ・・と、思うかもしれませんが、彼は集中するまでに時間がかかるのです。
毎回のことながら、時間がかかりますが、それでも覚えてくれるならば、集中してくれるならばと思って何回でも話しをし、やり直しをし、覚えてもらうまで繰り返します。

1時間と少しで、都道府県は覚えられました。
そのあとの課題も、今は集中して取り組めています。
一度出来ることがあれば、次の課題は結構早めに終えることができます。

たかが都道府県、されど都道府県。
覚えてしまえば、どんなに時間がかかってもOKです。

さて次は県庁所在地を覚えてもらおうと思います。
がんばれ!!受験生!!