がんばる先生の指導ノート

ノーバスでがんばる先生が
生徒への想いや、勉強のこと、出来事など
教室の日常をお届けします。

2年生最初のテストはまず「理科」「数学」を抑えよう。

勉強の仕方 2019/06/24

みなさん、こんにちは。

個別指導塾ノーバスのかえです。

1学期にある定期テスト。

学校によりけりになりますが、中間テスト、期末テストと、どの教科も重要で、手を抜いていいものは何一つないのですが、2年生の1学期のテストで良い総合点と順位を取るために、特に重点的に勉強したい教科があります。


〇数学と理科が鍵

今回はこれら2教科が鍵になります。両教科とも差がつきやすく、しっかりと準備ができれば90点以上を狙うことができますが、準備不足だと60点をとるのがやっとになってしまいます。

〇数学は第1章の最後「文字式の証明」で大きく差がつく


例年、数学のテスト範囲は、1年生の最後に学習した「資料の整理」と2年生の教科書第1章の「式の計算」になります。「資料の整理」は知識さえ覚えてしまえば解ける問題も多く、応用問題も出題されるものが決まっているので、学校や塾のワークを一通り演習していればこの単元については問題はないでしょう。

「式の計算」も計算問題中心の出題になります。計算練習の量が大事になります。ケアレスミスが命取りになってきます。符号ミスや分数計算のミスを減らすためにとにかく練習量を積んでください。以上の範囲で70~75点は出題されます(数学が大の苦手でも演習の積み重ねで70点は狙えるので頑張ってください)。85点、いや、90点以上を狙う生徒は基礎問題・典型問題・計算問題はノーミスを目指しましょう。そのうえで「文字式の証明」までしっかりできるようになりましょう。

「証明」という言葉は中学校2年生には馴染みはないかもしれませんが、お父さん、お母さんにに「数学の証明って難しいの?」ときいてみてください。「難しいよ」と返ってくると思います笑

でも、恐れる必要はありません。どの中学校でも文字式の証明の配点20点のうち、10点は教科書や学校のワークと似た問題が出題されます。残り10点分は、難しいものが出題されますが、典型問題で利用する「型」を複数組み合わせれば対応できるものがほとんどなので、他の単元の難題よりも対処はしやすいです。数学が得意だ!という生徒は満点を狙いにいきましょう。

〇理科は「化学反応式」をどこまで理解できるかが鍵

とにかく教科書の太字を覚える、これだけで何とか60~70点は得点できますが、80点以上を目指すためには「化学反応式」は避けては通れません。

化学反応式は苦手とする生徒が多いのですが、わかる人はすんなりと理解できて、わからない人はかなり苦戦してしまう単元です。そうですね、「わかる」と「わからない」の比は1:4でしょうか。これを始めて学習したときに、クラスに40人生徒がいたら8名はすんなりと理解できて、その他が「?」を頭に浮かべてしまうという単元です。

長い目(高校受験や高校進学後のことも含めて)で考えると、苦手な生徒が多い単元ですが、理屈まで含めて理解してほしいです。

将来的に医学、薬学、看護などの医療系や化学生物系への進学就職を考えるならば中学生のうちに完璧にしてほしいです。

この単元の理解するためには、理解のプロセスが大事です。

①元素(原子)記号の暗記
②分子式の暗記
③化学反応の種類の暗記
④化学反応式

というプロセスを踏んでいけば確実に理解できます。①②での暗記の負担が大きいですが、①も②も20個前後ずる覚えれば十分です。
「化学反応式はばっちり!」

という生徒は余裕で90点前後とれてしまい、逆に

「化学反応式は意味不明」

という生徒はどうあがいても70点前後がいいところ、というのは今回のテスト範囲ですからできるできないで差がつきやすいです。

是非、テストまでにしっかり準備して「化学反応式はばっちり!」と言えるようになってほしいと思います。