がんばる先生の指導ノート

ノーバスでがんばる先生が
生徒への想いや、勉強のこと、出来事など
教室の日常をお届けします。

「ほめ方」

未分類 2020/05/18

こんにちは。

ノーバスでは「ほめる」ことをとても大事にしています。

もちろんほめるだけではなく、時には「しかる」ことや「怒る」ことも必要ですが、しかったり、怒ったりするだけでは生徒の力は伸びません。

 

例えば、計算ミスをするたびに怒られるという経験をした生徒は、計算すること自体を恐れるようになり、自信を失くします。間違った回答をして叱られ、嫌な思いをした経験のある生徒は、「先生の前ではなるべく黙っていよう」と思うようになります。

 

いずれの例も、「正解するまで何度もトライしよう」「頭を使って何か考えてみよう」という積極性がなくなってしまい、結果、成績は伸びません。

私の場合ですが、、生徒を叱ったり怒ったりするのは、「約束をわざと守らなかったとき」と「人に迷惑をかけたとき」くらいです。

 

一方、ほめてあげると子供は積極的になってくれます。間違いを恐れず問題にトライしてくれます。仮に答えが間違っていたとしても、「答えを出せたこと」や「手際がよかったこと」など積極性をほめます。それから正しい解答を確認したり、ミスした箇所の指摘を行いったりして「もう1回やってみよう!」とリトライを促します。

間違った答えでも回答してくれたことをほめます。そうすれば考えること、頭を使うということに積極的になってくれます。

 

また、テストで点数が上がった、模試で偏差値が上がったなど、結果をほめてあげることは大事ですが、かならず「テストや模試に向けてがんばっていた」過程を結果以上にほめてあげています。成果だけに価値を置きすぎてしまうと、子どもは何が何でも点数をとろうとし、時にそのための手段を択ばなくなります。例えば一夜漬けのつけ刃に走ったり、テストの後の見直しを疎かにするようになったりします。

 

過程がしっかりしていれば自ずと結果は伴ってきますから、結果を出し続けてもらうためにも「目標に向けてがんばる姿勢」をこれからもほめていきたいと思います。