がんばる先生の指導ノート
ノーバスでがんばる先生が
生徒への想いや、勉強のこと、出来事など
教室の日常をお届けします。
新中学校3年生に早い時期から取り組んでほしいこと
6月中旬になりやっと学校が始まりました。
中学校3年生にとっては、これまでに経験したことのない1年間になると思います。
更に勉強面では、定期テストの他に北辰テストが加わって、ほぼ毎月のようにテストを受けることになります。ただ受験するだけではなく結果も重要になってきますので、今まで以上に計画的にコツコツとやっていく必要があります。
〇生活のリズムを作る
1日の生活のリズムを作りましょう。例えば部活から帰って来て、7時の夕食までは自由に過ごす。ご飯を食べたら塾へ行って7時半から10時まで勉強する。帰ってきたらお風呂に入って明日の準備を整えて12時までに寝る、という具合に、「勉強時間帯」と「自由時間帯」を決めるようにしましょう。
「時間のある時に気が向いたら勉強しよう」というような態度だと、テスト直前になって慌てない限り勉強をすることはないでしょう。時間があって暇だからゲームをする、スマホをいじる、となってしまいがちです。ゲームやスマホを絶対禁止とする必要はありませんが、「自由時間帯」にリフレッシュのために使って下さい。
〇模試と定期テストは同じくらい大事!
3年生になると定期テストと模試の2つの大きなテストに向けて学習を進めなければいけません。
「どっちが大事ですか?」
という相談(質問)を多く受けるのですが、どちらも重要です。どちらかを手を抜いてよい、ということはありません。ですからバランスよく勉強してほしいのですが、バランスの取り方がよくわからないという生徒も多いと思います。そんな生徒は是非以下のようにして下さい。
〇勉強バランスのとり方
①平日は模試(入試の筆記試験)に向けた勉強をする(1、2年生の復習、演習)。※曜日によって勉強する教科を決めるのも効果的です。例えば月曜日は「数学2時間、理科1時間やる」火曜日は「英語の長文問題1時間と社会の歴史2時間やる」など。頭を使う科目、単元と暗記の科目単元を組み合わせると無理なく勉強できます。
②土日を使って一週間のうちに学校で進んだ範囲のノートまとめやワークの演習を行う。加えて平日に解いた問題集の復習(解き直し)も行う。
③定期テスト2週間前からは定期テスト範囲の勉強に徹する。
以上は、私が大学受験のときに実践していた勉強計画の立て方です。①で教科の勉強時間のバランスをとります。②で「復習(解き直し)」を行うのは、「新しく覚えること」と「覚えたことを忘れないようにすること、定着させること」のバランスをとるためです。
※人間の脳は初めて覚えたこと(解いたこと)の6~7割を一週間以内に忘れます!
何度か復習することで記憶は忘れにくくなります。3回以上は見直し解き直しをしましょう。
②での定期テスト対策の復習が③に該当します。
始めから全部を完璧にやろうというのはなかなか難しいと思います。
少しずつ、毎日何かしら実践できるように、進めていきましょう。