我孫子駅前校 からのお知らせ:
暗記するのが多い勉強をどうすれば良いか。
こんにちは。講師の堀田です。
唐突ですがみなさん暗記は好きですか?
ここで「好き!」と答えられる人はおそらく一人もいないと思います。暗記は嫌い、苦手だと言う人がほとんどではないでしょうか。
しかし、小学校から高校まで暗記しなければいけないことはたくさんあります。
学校で良い点数を取るために問題集を一冊覚える、そんな勉強もありですが苦痛でしかありません。
僕も暗記は嫌いです。
僕は理数教科の授業を担当することが多いです。
その中でも理科は暗記することが多いと思われている教科で、実際に覚えなければいけないことは山ほどあります。
ただ「覚えなければいけない」というのは必ずしも「暗記しなければいけない」と言うのと同じ意味ではありません。
これは他の教科でも言えることですが、何かを覚えようとするとき、言葉や数字などを別々に覚えてもすぐに忘れてしまいます。
大事なことは簡単です。覚えなければならない知識を頭の中で結びつけることです。
それも、できればたくさん。
例えば、
中学の理科では「気団」(風のかたまり)の名前と特徴を覚えます。
覚えなければならない気団は全部で四つ。シベリア気団、オホーツク海気団、小笠原気団に揚子江気団です。
それらの名前に加え、それぞれの気団の特徴も覚えなければなりません。
僕は実はこの気団の特徴を暗記していないので、すぐに答えることはできませんが、テストは満点を取ることができます。
それは頭の中で知識を結びつけているからです。
「シベリア気団の特徴を2つ答えなさい」と言う問題が出たとします。
シベリア気団はロシアから日本に向かってくる気団です。ロシアはもちろん陸地ですね。
陸地から吹いてくる風なのでこの気団はカラカラに乾いています。
そしてロシアは日本よりも北の国。「冷たい風か暖かい風」かと聞かれれば当然答えは「冷たい」ですよね。
つまり問題に対する答えは「乾いていて冷たい風である」です。気団の特徴を暗記していないのに答えられてしまいました。
こんな風に「連想ゲーム」みたいに覚えることができれば暗記しなければいけないことはグンと少なくなります(この問題の場合、その気団がどこから吹いてくるのか、だけは暗記しなければいけません)。
結び付けられそうなことがなければ、無理やり自分でつくってしまうのもアリです。
「語呂合わせ」なんかはその方法での暗記ですね。
みんなもこれから「暗記しなければならない」ことが勉強で出てきたら、こんな風に頭の中で「連想ゲーム」をつくってみましょう!!
自分でつくるのが難しければ先生に頼んでつくってもらってもいいかもしれませんね。友達と一緒に考えるのも、良い勉強になります。
勉強は工夫すれば楽しいもの。苦痛な暗記もゲームだと思っていろいろと試してみましょう!!
[2014-01-08]