県庁前通り校 からのお知らせ:
国語の勉強法について
こんにちは。
個別指導塾ノーバス県庁前通り校です。
最近雨が多いですが、秋雨前線の影響とのことで、まだ雨の日が続くようです。いつ雨が降ってもいいように、雨具の準備はしておきましょう。
さて、今回は国語の勉強法についてお話ししようと思います。
国語(現代文)は他の教科に比べて勉強時間が少ない教科です。
生徒たちに聞いても、国語は提出用のワークと漢字だけやってテスト対策終わりという人が多いです。勉強のやり方がわからないからという声が多いですね。
国語が苦手な生徒さんは他の科目も点数が低い傾向があります。国語ができるようになると、読解力や理解力がついて総合的な学力がアップするので、是非苦手を克服しましょう。
国語(現代文)は大きく分けて①漢字②文法③作文④文章読解の4つから出題されます。それぞれの勉強法について書いていくので、よければ参考にしてみてください。
①漢字
漢字は日々の努力の積み重ねなので、苦手な人は明日からではなく今日から少しずつ練習を始めましょう。毎日取り組むことが大切です。
漢字は読めればいいと思っている生徒さんがいますが、読めるだけでは本当にその漢字を理解したことにはなりません。漢字は読みと書きでセットで覚え、その単語(熟語)がどういう意味なのかも漢字から推測できるようにしておきましょう。
一番手っ取り早いのは、漢検合格を目指して勉強することです。
②文法
国文法には「文の組み立て」「品詞」「熟語の構成」「敬語」「詩歌」があります。中学校で教えてもらっていても、しっかり理解している生徒はとても少ないです。「文の組み立て」は作文に、「熟語の構成」は漢字の暗記に、「敬語・詩歌」は古典の勉強に繋がります。基本となるのは一つ一つの単語の「品詞」を見分けるところからです。
日本語の文法は理解できている人にとっては当たり前のことですが、わからない人にとってはとても複雑で難しいものです。(外国人にとって日本語が習得しづらい言語なのはそのためです。)
自力で理解しようとせずに、わかる人に定期的に教えてもらって理解を深めるようにしましょう。
③作文
今は入試でも作文・小論文を課せられる学校が多く、文章力は大きくなっても必要な能力になっています。上手な作文を書くには自身の考えを文章で伝える表現力と他の人にはない自分だけの経験が必要です。小論文を上手に書くには理路整然とした文章にする構成力と客観的な考察力が求められます。
なんとなく書いているだけではいつまで経っても書けるようにならないので、書き方のルールを教わってから、テーマを決めて書いて、出来るだけたくさん添削をしてもらいましょう。自分の書き方の癖と改善点がはっきりわかるようになります。
④文章読解
国語の問題は文章中に答えが必ずあります。筆者の考え・伝えたいことを正確に読み取ることが文章読解です。高校入試でも大学入試でも、長い文章でも短い文章でもそれは変わりません。
センター試験では比較的長めの文章が出題されますが、丁寧に1文1文を読んでいると試験が終わってしまいます。試験時間内に解き切るためにも、要点をとらえて読んでいく要約の力を養う必要があります。
また国語のテストでよく陥りがちなのが、私だったらという考えで答えを選んでしまうことです。筆者と考えが一致しているときは高得点を取れますが、ズレてしまうと悲惨な点数を取ることになります。読解問題では主観に頼らず、常に客観的な考え方をして解答を導く必要があります。
勉強の方法はいろいろあります。新聞のコラム欄を使って要約の練習をしてもいいと思います。入試の過去問でも市販の参考書の文章でもいいので、自分に合った文章量のもので何度も繰り返すことが大切です。間違える⇒自分の考え方が筆者とズレているということなので、演習を繰り返すことで修正されていきます。
長くなりましたが、国語は勉強しなくてもできると考えている人はもっとできるようになるので、出来ることからチャレンジしてみましょう。
[2018-09-21]