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高校倫理!ユダヤ教とキリスト教をドラえもんで例えてみました。

こんなことを言うと怒られそうですが、ユダヤ教とキリスト教って何が違うの?


日本人だからかもしれませんが、非常にユダヤ教とキリスト教って分かりづらい…。おまけに旧約聖書とか新約聖書とかあるし…。そんな訳なので、今回はユダヤ教とキリスト教を「ドラえもん」に例えて、登場人物や状況を使って、その違いをイメージしやすく説明してみます。



旧約聖書は「ドラえもんが来る前ののび太の物語


ユダヤ教を旧約聖書に例えると、ドラえもんがまだ22世紀から来る前の「のび太の物語」が描かれています。この物語では、のび太(ユダヤの民)が困難に直面しており、なんとかして未来を切り開く必要があります。周りには頼りになる存在(旧約聖書でいう神)がいて、彼を助ける方法や掟(十戒など)を教えていますが、のび太自身がこれを完全に守ることは難しい場面が多いです。

 


ユダヤ教では、この「ドラえもんが来る前の物語」、つまり旧約聖書に記されている神と契約が中心となります。ユダヤ教徒にとっては、旧約聖書が全てであり、新しい要素(=ドラえもんや新約聖書)は必要ありません。




新約聖書は「ドラえもんがのび太を助けに来た後の物語」


一方、キリスト教を新約聖書に例えると、ドラえもん(イエス・キリスト)が未来からのび太を助けにやってきた後の物語に当たります。ここでは、ドラえもんが「のび太を完全に救うため」にさまざまなひみつ道具(愛、赦し、救い)を使い、のび太の人生を根本的に変えていきます。


新約聖書は「ドラえもんが登場して物語が一新された後」を描いています。キリスト教徒にとって、新約聖書は旧約聖書を引き継ぎつつ、その完成形として新しい意味を持ちます。旧約聖書で約束された「救い主(ドラえもん)」が実際に現れたという点が、ユダヤ教とは異なるのです。



 


1. 旧約聖書は「ドラえもんからの手紙」


旧約聖書の立場に立つと、ある日、のび太にドラえもん(=救い主)が「未来からやって来るよ」という手紙を残していったような状況です。


ユダヤ教: のび太はドラえもんがまだ到着していないと信じています。「いつかドラえもんがやって来て、人生を助けてくれる!」と未来を楽しみに待っています。


キリスト教: しずかちゃんやスネ夫が「もうドラえもん来たじゃん!あれがドラえもんだよ!」と主張しています。のび太は「いや、まだ来てない!」と言い続けています。



2. ドラえもん=メシア(救い主)



ここでは、ドラえもんが「メシア(救い主)」の象徴です。


ユダヤ教: 「ドラえもん(メシア)はまだ未来から来ていない」と信じています。つまり、旧約聖書に書かれている神の約束(救い主が来る)がまだ果たされていないという立場です。


キリスト教: 「いや、もうドラえもんは来たよ!しかも、のび太を何度も助けたじゃん!」という立場です。イエス・キリストこそが、旧約聖書で予言されていたドラえもん=メシアであると信じています。



3. ドラえもんが残したひみつ道具(律法)


ユダヤ教: ドラえもんが来る前に残した「ひみつ道具(律法)」を大事に使い続けています。「これさえ使いこなせば、なんとかなる!」という考えです。


キリスト教: 確かにひみつ道具は便利だけど、「もうドラえもん(イエス)が来たから、道具だけじゃなくて彼自身を信じることで救われる」と考えています。



 


4. 救いのイメージ:のび太の宿題問題


ドラえもんが助けに来る状況を、のび太の宿題問題に例えます。


ユダヤ教: のび太は「ドラえもんが未来から来てくれる」と信じつつも、今は自力で宿題を頑張っています。「宿題を終わらせるために、自分の努力(律法の遵守)が必要だ」と考えています。


キリスト教: のび太は「ドラえもん(イエス)が既に来て、宿題を一緒に手伝ってくれた!」と信じています。「ドラえもんのおかげで、宿題が解決した」と感謝しています。


違い:ユダヤ教は「自分の努力+未来の助け」、キリスト教は「既に受けた助け」を軸に信仰が成り立っています。




5. ジャイアンとスネ夫は誰?(宗教の外の視点)


ジャイアン(=別の信仰を持つ人)は、「ドラえもんなんて信じない!そんなヤツいないだろ!」と強気。


スネ夫(=興味本位の人)は、「ドラえもんって未来のロボットでしょ?すごいよねー」と言いながら信じ切っていない。



いかがだったでしょうか?何となくでもイメージをつかめてくれたら幸いです。何でもそうですが、分かりにくいものは自分の知っているモノに例えると案外頭にスッと入ることも多いです。中々覚えられない倫理や社会などは何かに例えて覚えてみるのもいいかもしれませんね。


[2024-11-25]

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