北浦和本校 からのお知らせ:
企業スポーツの休部・廃部に思うこと
こんにちは。今日のニュースで、日産自動車が営業赤字となり、役員の給料削減や一部工場での生産削減などの対策を取るという報道がありました。その中で、対策の一環として硬式野球部、陸上部、卓球部の3部を休部するというニュースがありました。 私は陸上については疎いので細かいことはよくわかりませんが、硬式野球部はプロ野球チームに何人も送り込んでいる強豪チームですし、卓球部は日本リーグを何度も制している名門チームです。日産自動車に限らず、他の企業でも何らかのスポーツ部を休部または廃部にしたというニュースをこれまでにもいくつか見ましたが、スポーツ選手として将来を嘱望された選手達が入社し、頑張っているさなかでの休部や廃部は、あまり関係のない私としてもなんだか心が痛みます。 このご時世で仕方のない部分はもちろんありますし、従来企業宣伝のために設立されたスポーツチームを休部(廃部)にすることが合理的な手段であることもわかります。また将来景気が回復してくれば、企業側も再びスポーツチームを設立する動きは出てくるのではないかと思いますが、いつ景気が回復するのかは不透明ですし、この先野球やサッカーなどプロリーグのあるスポーツもスポンサー次第でどうなるかはわかりません。今の小学生や中学生で将来スポーツの世界での活躍を夢見ている子供たちは年を重ねるにつれて不安を抱き、有望な子供達がスポーツから離れていってしまうことも危惧されます。 オリンピックやサッカーW杯がそうであるように、一流のアスリートのプレーはいかなるスポーツであれ、どんなときも我々を鼓舞し、熱狂させエネルギーを与えてくれる魅力があります。人々の生活を豊かにしていくためはもちろんですが、将来一流のアスリートへと成長していくかもしれない子供達の夢を潰さないように、できる限りの努力を続けていきたいものだと、感じました。
[2009-02-09]