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宿題の大切さ

宿題という言葉を聞いただけで、顔が険しくなってしまう人はいませんか?「なんでやらなきゃいけないの?」と思ったことがある人もいるのではないでしょうか。
さて、宿題は何のためにあるのでしょうか。答えは「学力を高めるため」です。しかしこれでは当たり前すぎるので、もっと詳しく考えると2つあります。

1つ目は「授業で習ったことを自分のものにするため」です。授業で基本や解き方を教わり、それを自分の力で解けるようにすることが宿題を行う理由です。だから、毎日短時間でもいいので問題演習をしましょう。

そして2つ目は「学習習慣をつけるため」です。みんなが自分から積極的に学習できるのであれば、宿題や課題は必要ありません。しかし、残念ながらそういうわけにはいきませんよね。だから、宿題を通して自宅などで毎日学習する癖をつけるのです。保護者の方から「うちの子は自分からはできないけど、出された課題はしっかりできるのですけど」という話をよく聞きます。きっかけは宿題という強制的なものからでも、まずは習慣をつけることが重要です。習慣がついてきてから学習方法の質を高めたり、自分から考えて取り組むという工夫が生まれます。
次に宿題をいつやるか、についてです。毎週水曜日に塾で数学の授業をとっている場合、宿題は次の水曜日までにやればいいのですが、みなさんはいつ実施しますか?
1.  土日など、時間のあるとき
2.  1日おきに少しずつ
3.  塾から帰ったらすぐ
4.  前日
5.  当日の授業直前
ここで4と5と答えた人は、すぐ改善しましょう。また、3も一見良いように見えますが、これも◎とは言えません。「その日にやってしまおう!」という前向きな姿勢は素晴らしいですし、習ったことを自分のものにするということからも間違いには見えないかもしれません。しかし、その日に全て終わらせてしまうと、そこから1週間空いてしまい、その日はできていても、1週間後に覚えているかはわかりません。ですので、理想は2です。毎日が難しくても、1日おき、2日おきくらいで実施することが最も効率的な方法です。
宿題は習ったことを自分のものにするため、学習習慣を身につけるため、そして宿題を提出するまでに最低2回に分けて実施することを意識して取り組みましょう。

[2013-01-11]

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