北浦和本校 からのお知らせ:
努力と成長、誉めること
こんにちは。 今日塾生の小学生が「土曜日にやったテスト(到達度テスト)の点数が知りたい」と私に声をかけてきました。その子は今日がテスト明けの最初の授業日だったのですが、私の記憶にある限り、テスト直後に点数を聞きにきたのは初めてのことでした。 その子は今年に入り、勉強において姿勢の面でも学力面でもかなりの進歩を見せていましたが、9月の到達度テストでは課題の集中力不足と見直しの甘さを露呈してしまい、成績も今一つでした。本人も今回の到達度テストに向けて積極的に勉強や自習に取り組み、わからない問題は授業や自習でわかるまで理解しようとする姿勢を保ちつづけて、先生に間違いを厳しく指摘されながらも一生懸命取り組んでいました。 一応採点は済んでいたので、点数を教えました。点数を聞いてきたのは本人にも多少の自信があったからかもしれません、今回のテストの成績は、今までで一番良い点数でした。答案を見ても、以前と比べて明らかに進歩が伺える内容で、私も点数を教えると同時に伸びた部分を誉めてあげました。 その子はとても嬉しそうな表情を浮かべ、その後の授業も元気に取り組んでいました。 「点数や偏差値が上がった」という成功体験が人を成長させ、意欲を高めるのは間違いないでしょうが、本当に大切なのは本人が「頑張った結果が出た」と思っているそのときに、周りの人間がそれを最大限認めてあげることだと思います。そうすることで人はさらに高まった意欲を維持し、次へ向けて頑張ろうという気持ちが強くなるのだと思います。 こういう機会がたくさんの子に訪れるよう、明日以降も指導に当たりたいと思います。
[2009-11-18]