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問題解決②

こんにちは。 すっかり寒くなりましたがお元気でしょうか。 講師の真浦です。僕は寒がりです。 さて、前回は問題解決能力の序章『問題の洗い出し』についてつらつらと書きました。 陽太くんはどうすればいいか聞くのを待ち侘びて参っていることでしょう。 ということで、今日は実際に問題解決の方法を見つけ出し、策定・決定するやり方をお伝えします。 さて、まず前回を簡単におさらいします。 数学であまり良い点が出せない陽太くんは、そのテストや本人の様子から、こんな問題点と原因があることが集約できました。 [1]ケアレスミスがある…解くのが遅いか時間配分がダメで、計算をどこに書いたか分からないし汚い [2]応用問題が解けない…毎日の勉強量が足りない では、実際にこれを解決する方法はどうやって見つけるの?…で、前回の記事は終わりました。 ここからが今日の話題です。 洗い出した問題を解決する方法を策定するには、まずその問題の原因を見極めた後に、それを断ち切るために具体的なアイデアを考えなくてはなりません。 例えば、 お金がない→なぜ?→無駄遣いが多い と分かったら、 無駄遣いを無くす ことを目的に、何か具体的なアイデアを出していく訳です。 簡単なことのようですが、大抵の場合は皆この『無駄遣いを無くす』という抽象的な解決方法で納得します。 それでは、無駄遣いは無くならないでしょう。 陽太くんの例なら、 [1]ケアレスミスがある→なぜ?→解くのが遅いか時間配分がダメで、計算をどこに書いたか分からないし汚い だから、 ⇒『解くのを速くして時間配分をし、計算をした場所を把握しながらキレイに書く』 ことが解決方法だ!とするやり方。 これでは、ダメです。 ケアレスミスは一時的に減ったとしても、いつか再発するでしょう。 ここでも、対応する問題点に対して可能な限り具体性を追求することが大事なのです。 洗い出しの段階で『なんで?』を繰り返したように、今回も『どうやって?』を突き詰めて行うことが大切でしょう。 陽太くんの例ならば、しつこく『どうやって?』を突き詰めまくるとこうなります。 [1]ケアレスミスがある…解くのが遅いか時間配分がダメで、計算をどこに書いたか分からないし汚い ⇒解くのを速くして時間配分をしっかりし、計算をする場所を把握しながらキレイに書く ⇒一問にかける時間の目安を短めに決めて、計算を整理して書く ⇒ ①何度も練習問題を重ねるて自分のスピードを把握して、一問あたりにかかりそうな時間を測る。 ②ドット入りノートや、罫線幅の狭いノートを駆使して、毎日キレイに整理して勉強する練習をする。 [2]応用問題が解けない…毎日の勉強量が足りない ⇒毎日勉強する。 ⇒時間を決めて勉強する。 ⇒毎日、自分で勉強する時間がある時をスケジュール化して、その中で決められた範囲を勉強する。 例えば、月曜日は5時~7時、火曜日は8時~9時…のように時間を決め、毎日のノルマを設定する。 ⇒自分でしっかり作れなければ、塾の先生に相談して作ってもらう。作ってもらったなら、しっかりやらなければ失礼。 …のように、陽太くんは今後数学の点数を上げるために、3つの解決法があることが分かりました。 もちろん、これはあくまで想像上で、論理的ではありますが、非常に理論的です。 実際のケースは、人によってまちまちなので、あまり頭で考えすぎると「机上の空論」になってしまいます。 こういうプロセスを踏むことで、今まで抽象的だった問題点解決のための勉強や仕事も、だいぶ目的と具体性を持って行えます。 <問題解決方法のプロセス> 問題が何かをしっかり把握する ↓ 原因をMECEに洗い出し、クリティカルなもの(これが理由だ!と思えるもの)を見つけ出す ↓ 解決策を突き詰めて、具体的に考える とにかく、なんで?と、どうやって?を繰り返すことが解決への近道です。 面倒臭くて、あまりやっている人はいません。 一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか? 陽太くんは、『こうすれば点数が上がるはずだ!』と、嬉々として数学の勉強に向かえるようになりました。 何様でしょうか。 詳しく知りたい方は、ノーバスの真浦までm(__)m

[2010-11-03]

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