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国語の勉強法②

こんにちは。あけましておめでとうございます。 講師の真浦です。 皆さん、年末年始はいかがでしたでしょうか。 私は大好きなテレビを見て大笑いしたり、蕎麦を食べたりしながら年を越し、年始は家族で破魔矢を葬りに行ったりしてました。 受験生の皆さんは、それどころじゃないかもしれませんね。 しかし、焦りは禁物です。 じっくり今できることを考えてから、ペンを動かしましょう。 今年は卯年、飛躍の年。皆さんのご結願を祈っています。 さて、今日は昨年に引き続いて、国語(現代文)の勉強法を書いてみようと思います。 前回のポイントを要約すると、 効率的な勉強法は、まず課題や範囲となった文章について、原稿用紙1~2枚にまとめ、それを他人に読ませることで相手にそれを伝えられるように推敲を繰り返すこと。 でした。 これについて、少し検討してみましょう。 なぜ、こんなよくわからないことが国語力アップにつながるのでしょうか? 皆さんは、フジテレビ系列で放送されたドラマ「ガリレオ」を見たことがあるでしょうか。 福山雅治さんの主演で、最近は堤真一さん、松雪泰子さんと共演した映画「容疑者Xの献身」で話題に上りました。 その彼がよく言うセリフがこれです。 「ありえない?そんなものはない。世の中の現象には必ず原因がある」 こんなことを言いながら、何かをひらめくたびにガリガリと黒板に数式を書いていくシーンは有名です。 例えば小説、例えば説明文。どんな文章にでも、必ず筆者がいます。 筆者はただのロボットではなく人間ですから、その文章を書いた動機があります。 つまり、何かを訴えたくて、文字を綴るわけです。 しかし、人に自分の気持ちを伝えるのは非常に難しいことです。 それは、アフリカの原住民に携帯電話の使い方を教えるのと同じで、極めて多くのことを一から伝える必要があるからです。時代背景、経緯、言葉遣い。自分の伝えたいことをただ述べるだけでは話になりません。 筆者は、自分の伝えたいことを模索して、自分なりに小説にしようか、説明文にしようか、それとも詩にしようかを決めます。その形式は変われど、彼らなりに何か思いがあってそうなっているのです。 さて、勉強法の話に戻りましょう。 中学生や高校生が学校で学ぶ国語は、こうした筆者の気持ちを文章から悟るお勉強です。 ある小説で、主人公が母親を亡くしても強く生きていく姿を描かれていたとします。あなたはここから、何を思いますか? 最近の人は、他人に無関心だとよく言われます。つまり、共感する力や人の気持ちを汲む力が足りないのです。悪質な犯罪や、いじめもそうした影響があるとささやかれています。 中学生や高校生が国語の勉強から学ぶべきものは、まさにこの「共感力」です。人に共感する力を養うために、まず文章を読むのです。 学校のテストで出る問題は、もちろん漢字や文法といった暗記問題もありますが、基本はきっと「どれだけ文章を理解して、筆者に共感できているか」を問う問題でしょう。 私が挙げた勉強法は、まず皆さんが疎かにしがちな「しっかり読む力」を徹底的に鍛えます。文章をくまなく読んで、一文一文噛み砕く。 そして、「なるほど、こいつはこういうことが言いたかったのね」と自分なりに理解してください。 最後に、それを他人に伝えられるように「丁寧に書く力」も磨かなくてはなりません。なぜなら、何億人もの人が住む社会では、自分の意見を言えない人ほど、他人に合わせて辛い思いをしがちになってしまうからです。 読む→共感する→書く→それを他人に分からせる よく考えれば、人間の基本だと思いませんか? 読書は教養になる、の意味がなんとなく分かるかと思います。 中学生や高校生の文章は、ほとんどが読みやすいものです。試しにやってみてはいかがでしょうか? たまに難しくて読んでも理解、共感できない文章もあるでしょう。 そんなときこそ、ノーバスの先生の出番です。 皆さんが頭を悩ませるような難し~い文章を持ってきてくれるのをお待ちしています。 受験まであとわずか、一緒に頑張りましょう。

[2011-01-14]

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