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掛け算の順序と考え方について

こんばんは、講師の永田です。 センター試験が終わりいよいよ本格的に受験シーズンとなるので、塾としても生徒としても大事な時期ではあるのですが、先日ネットサーフィンをしていたところ興味深いものを読んだので、それについて書きます。 小学校の掛け算の問題にこのようなものがありました。 「さらが5まいあります。1さらにりんごが3こずつのっています。りんごはぜんぶで何こあるでしょう。」 この問題に対し、式は5×3=15、答えは15こと書かれていました。 もちろん答えは○でした。ですが、式には×がついていました。答え自体は合っているのになぜ式に×がついたのでしょう。 理由は掛け算の順序が違っていたからだというのです。採点者が何をどう考えて×をつけたか、というのは数式に単位をつけて考えるとわかりやすいです。つまり、りんご3個が乗ったお皿が5枚ある=15個なので、何個あるでしょう?と訊かれている以上は個数を左側に書くべきだという考え方なのです。 こういうきっちりした書き方で書かなくてはいけないというわけではないのですが、私はこういう考え方を知らず、答えが合っていても×になることはあるんだ、とすごく意外に思いました。順番が間違っていても良いのではないかと思うのですが、掛け算の順序にはこんな決まりもあるようです。

[2011-01-20]

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