北浦和本校 からのお知らせ:
“2年目”の重要性
皆さんこんにちは!講師の松尾です。 入試もいよいよ本番。北浦和校でも毎日のように合否の連絡があり、気の休まらない今日この頃ですが、今日は「新課程」にちなんだ話をしたいと思います。 中学3年生の皆さんはよく知っていると思いますが、埼玉県の公立高校入試は近年制度の変化が激しく、また昨年からは学習指導要領の改訂(いわゆる「新課程」ですね)により、数学や理科において新しい学習内容も加わりました。それに伴って、当たり前ですが新課程の内容も入試に出題されるようになっています。 ところで皆さんは、もし自分が受験をする年に新しく出題内容が増えるとしたら、どう思いますか?過去問がなく、どんな形式で出題されるか分からなかったら不安になりませんか? 確かに「1年目」というのは前例がないので分からないことが多く、経験則からの準備もしにくくなります。そして不安も大きいものです。 それでは2年目以降はどうでしょう?今このブログを読んで下さっている中1・2年の皆さんは「自分が1年目じゃなくて良かった」と安心したでしょうか? しかし、油断大敵。大事なのは2年目・3年目なのです。 どうしてかというと、1年目、つまり何かが変化する最初の年は、出題者側も「様子見」をしていることが多い一方で、2年目以降は大胆に出題傾向を変えてくる可能性が大きいからです。 「2年目だから」ということで、出題数が増えたり難易度が上がったり、出題形式が変わる可能性があるのです。 実際に前回の指導要領の改訂の際や大学入試センター試験でリスニングが導入された翌年は、出題形式の変化が見られたり難易度が上がったりということがありました。 つまり、何か制度的な変化がある時、最も注意しなければならないのは、1年目ではなく2・3年目なのです。 こういった時期の受験においては特に、過去問だけに頼った勉強では不十分です。どんな形式で出題されても大丈夫なように、より深い理解と準備が必要になるわけです。 中学1・2年生の皆さんは、こういった意識を少し持って勉強に望めれば、周りより一歩先に進めると思いますよ!
[2011-02-03]