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津波被害の歴史

こんにちは。講師の渡辺です。 前回に引き続き津波についてお話します。 今回は日本の津波被害の歴史についてです。 日本は地震大国であり地震や地震に伴う津波の歴史は古く、記録のある最古のものとして599年に大和国で地震被害があったことが日本書紀に記載されています。 津波の被害としては明治以降に発生した有名なもので 1896年 明治三陸地震 M7.6 最高波高38m 死者行方不明27000人 1933年 昭和三陸地震 M8.1 最高波高28m 死者行方不明 3051人 1944年 東南海地震 M7.9 最高波高 9m 死者行方不明 998人 1946年 南海地震 M8.0 最高波高 6m 死者行方不明 1362人 1960年 チリ地震 M9.5 最高波高 6m 死者行方不明 139人 1993年 北海道南西沖地震 M7.8 最高波高29m 死者行方不明 233人 などがあります。また日本での被害はあまり見られなかったものの記憶に新しい海外の地震としては 2004年 スマトラ島沖地震 M9.3 最高波高34m 死者22万人(地震による死者も含む) があります。 これらの地震に対し今回の東北地方太平洋沖地震ではM9.0で最高波高は38mという情報もあり地震の規模だけでなく津波の大きさも世界最大級だと言えます。 まだ今回の地震と津波での詳しい被害状況はわかっていませんが、今わかっている情報から見ても、歴史的にも世界的にも最も悲惨な自然災害の一つであることは確実と言えますよね。

[2011-04-05]

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