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MBD

こんにちは。講師の藤原です。 今日は私の研究内容について簡単に紹介をしたいと思います。 私は現在大学4年生で、今年3月の下旬から研究室に配属されました。所属は理工学部の機械力学研究室です。ちなみに機械力学は、「四力」と呼ばれる4つの力学分野(材料力学、流体力学、熱力学、機械力学)の中の1つです。 高校物理を学んだ人からすると、機械力学はこれら4つの力学の中で最もイメージし易い分野だと思います。高校物理で学ぶいわゆる古典力学(物体の運動、力やモーメントのつり合い、運動量、力学的エネルギなど)の知識を使っています。もちろん新しく学ぶことも多く、比較にならないほど問題が複雑になりますが、ベースはそこにあるといえます。 そして、私が所属する研究室では、その機械力学の中でも主に「マルチボディダイナミクス(MBD)」という分野に力を注いでいます。「マルチボディダイナミクス」というと格好良く聞こえますが、日本語では「多体動力学」といいます。高校物理で扱う問題では、基本的に1つの物体(質点や剛体)に注目して運動方程式などを立てて問題を解きますが、実際の機械を扱い始めるとそれでは色々な点で限界があります。 こういったときに役立つのが「マルチボディダイナミクス」です。「マルチボディダイナミクス」とは多くの構成要素からなる多体系のシステムを精度よく解析するための学問です。実際に鉄道や自動車、宇宙ステーションなどにも利用されています。 私は、この「マルチボディダイナミクス」を利用して高速鉄道に関する研究をしています。高速鉄道とはいわゆる新幹線のことです。鉄道をモデル化し、プログラムを組み、様々な条件下の運動の数値シミュレーション解析を行います。こういった技術を活用することで、実物の車両を用いずに事故の検証や走行安定性、乗客の快適性(乗り心地)の試験を行うこともできます。 正直なところ、私自身は研究と呼べる程のことはできておらず、まだ基礎知識を増やすための勉強の段階です。そのため、今は日々朝から晩まで猛勉強です。まだまだ鉄道について一般人程度にしか知らないので、もっと詳しくなっていきたいと思っています。その中で面白い話があれば、また今度皆さんにも紹介したいと思います。 ちなみに私の研究テーマは鉄道ですが、私自身が鉄道マニアなわけではないので勘違いしないで下さいね!!本物の鉄道マニアに失礼です。笑 それではさようなら。

[2011-05-19]

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