北浦和本校 からのお知らせ:
『床屋』
こんにちは講師の中城です。 最近は暑くなってきて勉強するのも大変かもしれません。しかし、テストも終わりもう夏休みだと気を抜くのではなく、今学期の復習をしっかりして来学期につながるようにしてください。 はい、ではいつものように気になる身近な疑問に答えていきたいとおもいます。今回はリクエストがあったので「床屋」について調べました。 「床」と言えば、「床間」「床を敷く」などといったことばがありますがそれと「床屋」はどんな関係があるのでしょうか。「床屋」の語源は複雑で、どうも「床(とこ/ゆか)→「床店(とこみせ)」→「髪結床(かみゆいどこ)→「床屋」という変遷を辿ってきたそうです。本来、古代の住居の土間で、人が寝起きするために板などを張って一段高く構えた部分を「床(とこ/ゆか)」と言いました。京都の四条河原には、古くから鴨川の流れの上に板張りの涼み台を張り出したお茶屋さんや料理屋があり、「涼床(すずみどこ)」とか「川床(かわゆか)」と呼ばれていました。それは正に、本来の「床」の流れを汲むもので、今も「納涼床(のうりょうゆか)」として京の人々に親しまれています。 ところで、江戸時代、橋詰めなどに出された出店や商売をするためだけに構えられた店は、板や竹を組んで簡易な「床」を設けていたことから、「床店」と呼ばれました。そして、その中でも髪を結うための床店を特に「髪結床」と言い、それがそのうち、ただ単に「床屋」と言われるようになったそうです。 みなさんこれでさらにレベルアップしましたね。 なにか疑問に思っているけど自分じゃ調べるのめんどくさいと思う事があればぜひ質問してください。 それではまた!
[2011-07-05]