小平校 からのお知らせ:
ゲームと勉強
こんにちは!スタッフの川良(かわら)です。
みなさんごきげんいかがでしょうか。そして勉強はどんな感じでしょうか?
今日は生徒にも話したのですが、ゲームと勉強の似ているところをお話し
しようと思います。
ゲームというと皆さん勉強とは反対のことと思っているかもしれませんが、意外
と共通点もあります。まず何より、そのやっていることが直接生活に関係ないという
こと。どちらもすぐに役に立つようなことではないですよね。それから基本的
に一人でできるということ。ゲームも最近はソーシャルゲームなどありますが、
基本的に一人でやっても面白いものです。勉強も人と一緒にやりますが、最後
は自分で集中してやらないといけないものです。
ゲームと勉強はじゃあなんで違うのでしょうか。一方は楽しくて一方は面白く
ないのはなぜでしょうか。それは簡単にいうと「演出」があるかないかという
問題でしょう。ゲームなら、何かを行えば、それがミッションクリアであるとか
ステージクリアなどの目標に到達して、そのことが大きく表示されます。その上
どこか新しく行ける場所ができたり、これまで見れなかったものが見えたりして
嬉しくなるものです。しかし勉強ではそういうものはありません。一次方程式が
できるようになっても、それが一体何を「達成」したことになるのか良くわかり
ません。この違いのせいで、ゲームは面白いし、勉強はめんどうくさいのです。
でも、勉強もちょっと視点を変えればゲームみたいに楽しむことができるかも
しれません。というのは、一次方程式ができるようになったことで、より多く
の数式を解けるようになったり、一次関数のグラフを理解できるようになったり、
実は見えにくいだけで、いろいろな「達成」がなされているのです。だから
あと必要なのは想像力だけです。勉強の一つ一つがどんな意味をもってるかを、
自分で自分に「演出」してあげましょう。一次方程式ができたら、次にできること
をリストアップしてみたり、あるいはできるようになった問題を満足げに眺めまわ
してみたり。漢字をやったなら、あえて難しい文章を持ち出して、「どれくらい
理解できるようになったか」を確認してみたり。
要するに、勉強を楽しくするために必要なのは、何かを勉強したときに「いかに
自分をほめてあげられるか」ということなのです。
スタッフ 川良日郎(かわらひろ)
[2016-06-07]