新越谷校 からのお知らせ:
教師は辞書ではなくガイド
こんにちは、新越谷校講師の加藤です。 最近定期テストが近づき、校舎にはたくさんの生徒さんが自習に来ています。今日も土曜日なのに、校舎の前にはたくさんの自転車が並んでいました。 わからないところがあれば質問しにくる生徒さんが途切れることもなくいることは、とても嬉しいことです。昨日から中学3年生が期末テストが順に始まっているようです。 頑張った成果が出ることを心から祈るばかりです。 先日、ある新聞に北欧フィンランドの教育のレポートが掲載されていました。 フィンランドは、PISA2003(OECD学習到達度調査)で総合1位、いわゆる現在学力世界一になった国です。 どのような教育現場なのかとても興味深いところです。 フィンランドは、保育園から高校まで、一貫した目線で教育が行われているようです。 保育園から、子どもたちが自主的に自分のペースで行動し自分の考えで選ぶことを「待つ」教育が重視され、小中高等学校では、児童・生徒の恒久的な「成長」のために良い、と思われる様々な科目が用意されています。 例えば、小学校では、 1・2年生の1週間あたりの授業時数は19時間、3・4年生は24時間、5・6年生は25時間(2学年合同で行われています)。 フィンランドでは、国家教育委員会が方針を出し、市町村が各教科の具体的な目標を作成し授業時間も決定します。市にとっては国が定める最低限の授業時間しか設定していないそうです。 またフィンランドの教育方針として次のような要素があると掲載されていました。 ○先生に聞かないで、自分で調べることが大切である。 ○先生は辞書ではない、ものを知るためのガイドであり、教員が教えなければならないことは、全生徒が共通して知っていなかればならない最低限のことである。 その結果として、宿題が多くなるようで、また一般に1週間に1回教科の補習があります。 さらに、特別な支援を必要とする子どもがいる場合は、自治体に依頼して補習専門の教員や職員を加配することもあるそうです。 全く日本とは学ぶ環境が全く違いますが、「自分で調べることが大切」「教師は辞書ではなくガイド」というところは、是非新越谷校の生徒さんにも実践してほしいな・・と思うところです。
[2007-11-17]