新越谷校 からのお知らせ:
楽な勉強方法は・・・・
みなさんこんにちは。個別指導塾ノーバス新越谷校の加藤です。
5月に入り中間テストの時期になりました。
1学期に関しては、公立中学校では学校ごとに中間が行われたり、期末テストのみだったりします。
今回はある中学2年生の男の子の話を少ししたいと思います。
彼は、小学生の頃から塾に通っています。
とても気さくな少年で、授業前には少し早くきて、先生たちの輪に入っていろいろな話をしてくれ、笑いをとってくれる男の子でした。
こないだの3月に担当の先生が大学卒業、就職の為に塾を退職するときには、家に帰って涙ぐんでいたなどとおうちの方からお話を聞いたこともあります。
さてそんな彼の話です。晴れて中学1年生になりました。
新しい環境、新しい学校、授業、何でも新しいことばかりでした。
彼の性格はとても素直で、おしゃべりがとても大好きで、授業中もいろんな話をしてくれています。
そして、苦手なことも一生懸命に取り組んでいる姿が印象的でした。
そんな彼も、中学生になるといろいろな知識や情報が入ってきたようです。
しかしそれは、良い影響にもなれば、悪い影響も含めてはいってきていたようです。
少し彼は、手を抜く・・ということを覚えてきたような気がしていました。また逃げるというのでしょうか?
ここで是非注意してほしいのは、手を抜くことが悪いことではないということです。逃げることも悪いことではないのです。
ただし、ケースバイケースで、いつでも状況に応じての判断が必要です。
きっと彼も部活、新しい勉強、友達などで大変だったのでしょう。
宿題を仕上げてこないことを言い訳するようになってきました。
正直に忘れてきたことを一言言ってくれたらよかったのに、いろいろと言い訳するようになってきてしまいました。
また、なるべく授業でも話すことが中心になるように、自分で話を途切れさせないようにする技(?)も身に付けてくるようになりました。
当時、受け持ちの先生の一人は、『小学校の時の方が一生懸命で、頑張っていたよね』『正直最近はがっかりしたよ』と正直な気持ちをぶつけていたと言っていました。
そのことを毎回毎回、彼に話をしていたそうです。
しかし少々残念なことに、彼は初めはその意味がわかっていなかったようです。
どうも彼の中では、楽しいことだけをしたい・・・という気持ちが大きかったように思えます。
そしていつも自分に非が無いような状況にしたいと思っていたのでしょう。彼の言い訳はその辺りの理由から出てきたように思えます。
最後の最後辺りに、担当していた先生がもうすぐ就職(小学校の先生になっています。見事教員採用試験に合格していました。)が近づいて残り数回の授業という時に、少しずつ彼の様子が変わってきていました。
担当の先生も最近は気持ちが変わってきたように思います・・といっていました。
その先生が卒業し、新しい先生に3教科とも変わりました。
数学の先生が本当に厳しくて、宿題をたくさん出します。また1週間のスケジュールも細かく一緒に立ててくれていました。そこでまた同じように英語を担当している先生も宿題をたくさん出します。
相当彼は大変だったようです。
しかし、彼は宿題をやっていないことに関して久しぶりに言い訳をしました。学校にやったノートをおいてきてしまったんだと・・・
その週は、次回もってくればOKという約束をしました。
そしてゴールデンウイーク入る前に『今日出した宿題をチェックするので、数学の授業の時にもってきてね。』と約束をしました。
そこで数学の授業の日でした。
『宿題やってきた?』
『え・・今日までですか?』
出ました。彼の返し。
英語の担当の先生は彼に『悪いけど、今の言葉はカチンと来てしまったよ。約束したでしょ。』といったそうです。
その後フォローは、数学担当の先生がしてくださったようで、『とにかく英語の先生には一言謝らなくてはいけないよ』と話してくださったようですが、彼は英語の先生には会わずにさーっと帰ってしまいました。
しかし次の英語の授業の時には、彼は見事しっかりと宿題をやってきてくれていたそうです。
あまりあって欲しくはないですが、忘れた時にはまずあやまること、そして嘘をつかないことを必ず守って欲しいとお願いしました。
やはり授業を続けていく限り信頼関係は必要だと思います。
信頼関係があった上での授業、叱咤激励があり、それこそがお互いの良い力になること、そして相乗効果になると信じています。
最後に先日の彼の授業の時の様子を。
とても暗い顔で『あの・・先生』
先生が『どうしたの?宿題忘れてしまった?じゃあ居残りかな・・』
彼『宿題全部やってきました《笑顔》!!』
しっかりとやられたそうです。
今後の彼の成長に期待です。
[2016-05-09]