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馬込校 からのお知らせ:

私達が、[ 問題を解く]理由とは

こんにちは、ノーバス馬込校です。

今週は「問題を解く意義」について、私なりの考えをあらわしていきたいと思います。

日々学校に通い授業を受けている皆さんは、「なぜこんな問題を解くのだろう」と一度は考えてみたことがあると思います。その理由は、私たちが使用する教科書や問題集の設問が、私たちの生活の中で到底出くわさないような形をとっているからです。国語の問題で頻繁に登場する「筆者の考えを書きなさい」という問いは、日常生活の中で問われることはほぼ無いといっていいでしょう。

しかし、問題の価値とは「その問いがいかに日常生活で問われやすいか」という点には無いと思うのです。わたしたちが問題に期待すべき点は、「その問題を解くことによって物事を考えるときの基礎的な力を身につけられるかどうか」ということだと思います。

私はこの力のことを「論理的に考える力」と考えていますが、これは日常生活においてとても役に立ちます。明日友達数人とピクニックに行く予定があるとします。しかし天気予報では明日は一日中雨が降るとのことです。明後日はみんな都合が合い、天候も良好らしいとなれば、ピクニックを明後日に延期するのが懸命だと多くの人は考えるでしょう。極端な例ですが、さまざまな要因(ここでは天候やみんなの都合)を考慮して、次にする行為を決める(ピクニックの延期)という論理的発想は、わたしたちはみんな日常的に行っており、とても役に立つ重要な能力です。

学校で使われる問題集や教科書の設問には、この能力を鍛えさせるエッセンスが多く含まれています。一見日常生活に関係ないように思われる設問も、わたしたちが日常を生き抜くための力を鍛えてくれているのです。学校で配られたうんざりするような例問題集も、「論理的に考えさせようとしている」と考えればまた違ったものに見えてくるかもしれません。


[2019-05-29]

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