松戸校 からのお知らせ:
千代田区立麹町中学校
つい先日、TVで出てましたね。
ここの校長先生、工藤先生というんですが
すごいことやってるんです。
何がすごいって
①「宿題出さない」
②「定期テストやらない」
③「固定担任制をしていない」
これは中々…すごいですよね。
①は、自分も中学生の時はそうだったのであまり驚きませんが、、、
②。テストがないっていうのには驚きました。
で、③.クラスの担任がいない。これも驚きましたね。
さて、この3つ。現状の公立学校の制度から見るとぶっ飛んだ中身に見えるのではないでしょうか?
でも工藤先生の話を聞くと「なるほど」と思えます。
①については
「宿題とは『どれだけ理解したのか確認するもの、勉強の習慣をつけるもの』」です。確かにそうですが、理解が出来る人、習慣が身についている人からすればやらなくていいものだし、理解していない人、習慣が身についていない人からすれば、ただの作業で、宿題は答えを見たり友だちのものを写させてもらったり…どうラクして切り抜けるかと考えてしまう。
どっちにしろ、結局、やらされているもの。
では、生徒の理解を深めるためにはどうすればいいのか。
そこで②.
テストが成績をつけるためのものになっていないか?ということ。
テストは60点とか80点とか数字で結果が出てくる。
先生たちも保護者も生徒自身も評価しやすいですね。
本来、テストは「定着度を測るもの」です。自分がその単元に対してどれだけ理解をしているのかを測るものです。決して、いい通知表をもらうためのものではありません。
定着度を底上げするにはどうすればいいのか?麹町中学校では「単元テスト」をするようです。単元が終わったら単元テストをする。単元テストをして、例えば80点を取ったとして。再テストを任意で受けてもOKだそうです。「足らなかった20点をどう取っていくのか」を考えるから伸びるんだそうです。
③は教師全員が生徒全員の担任の先生という考え方。
1組は○○だ。2組は△△だ。という風に、良くも悪くも先生に左右されて、担任の先生がいるから、担任の先生のせいにされてしまう。担任の先生がいないので、問題が起きた際に自分たちで考えて解決しようとする。
私たちも個別個別で担任の先生がいて、担当する生徒さんがいますが、こんな風に授業時間は勿論担当する生徒を授業をして、それ以外の時間でみんなでみんなをフォローして……こんなことはずっと話だけ先生たちにしておりましたけど、まだまだな所がありますので頑張ってまいります。
[2019-04-16]