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印象2

昨日は出会う前の第0印象の話をしました。
今日は第1印象以降の話。


これに関しては政治家さんの話をしましょう。
有名な政治家の1人である
ジョン・F・ケネディ

1960年のアメリカ大統領選挙。
民主党のケネディと共和党のニクソンが選挙戦をしていた訳ですが
ニクソンの方がわずかにリードをしていました。それもそのはずで副大統領歴8年で政治家としてのキャリアも長いので演説も上手。
対してケネディはまだ若くキャリアも短い。
ですが、知っての通り、選挙はケネディが勝ち、大統領に当選しました。

これは前評判を覆した有名な話です。

ケネディは服装、メイク、表情、立振舞いに気を利かせて
明るいコントラストのスーツやネクタイ
、プロのメイクさん、終始笑顔で、背筋を伸ばしている。
逆にニクソンはグレーのスーツ、プロのメイクは拒否して、汗を拭き、背筋は曲がって演説台に寄りかかっている。
フォローをしておくと、ニクソンはハードな選挙運動をこなしていて体調不良だったため汗を拭き、膝を悪くしていたため寄りかかっていただけです。
いただけですが、TVを見ている人たちは、ニクソンは不安な印象、自身がなさそうな印象を持ち、ケネディの方が自信に溢れ清廉潔白な印象を受けました。逆にラジオを聞いていた人たちは「ニクソンが勝った!」と思ったらしいですよ。
人間勝手なもので、「発言が事実かどうか」より「どう見えたか」で心動かされるらしいです。



ある実験をした人がいます。
アメリカの上院議員と下院議員の顔写真を見せ「どちらが有能か」と判断をさせました。
被験者の実験結果と実際の上院下院の投票結果が一致していたそうです。
これが何を示しているのかというと、「顔」。結局、「顔」。「顔」ですって!
悲しいですね…。

[2019-05-25]

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