松戸校 からのお知らせ:
童話
世界には様々な童話があります。
日本昔話、アンデルセン、イソップ、グリム。などなど。
時代背景、地域、文化、人種も全く違う中、どの童話も大昔に創作されたにも関わらず、今なお読まれ続けられているのは各童話を読んだ先人たちが、童話の中に何かを見出して、結果現代にまで語り継がれています。
共通しているのは
物語の中に「教訓」が隠されているという事。
嘘をついてはいけない、欲張ると痛い目を見る、良い事も悪い事も人にやった事は自分に返ってくる、各々の立場で物の価値や見方は変わってくる。などなど。
おそらく、こういった教訓を親が子に、子が孫に、孫がひ孫に…と伝える為に、また子どもにお話といった分かりやすい形で伝えやすい為に、何百年経ても色褪せずに時代を生きる人たちに何か問い掛けてくる為に、必然的に残ってきたのだろう。
こういう童話たちが存在して、現存しているのは良いことだ。
童話がなかったらどうなっていたかと思う。
童話が無くても、教訓を自らの経験体験を通して、また親の世代から語られて、学び取れる人がどれだけいるのだろうか。
先人の学んだものを、何も知らない新しい世代にまた0から教えていかなければならない。そして新しい世代の内の何人かが新しい物を生み出してまた次の世代に伝えて…。何とも歩みがゆっくりではないか。その善悪は置いて、だからまだここなんだなぁと思う。
わたしのオススメは「犬と肉」「狐と鶴のご馳走」
[2019-08-19]