松戸校 からのお知らせ:
国語の長文読解について
こんにちは。
夏休みに突入して宿題に取り掛かっているころだと思いますが、
普段勉強していない科目などはどのように解いていけば良いのかわからない方もいるのではないでしょうか。
松戸第一中・第二中・古ケ崎中の生徒さんからは国語の勉強についての質問をよく受けます。
今回は、国語の文章問題の攻略法をお話したいと思います。
文章問題というと、なんとなくで解いている方も多いと思いますが、
「なんとなく」な感覚で解くのではなく、数学や算数のような公式(ルール)や解き方があり、
現代文の長文読解も、ルールを頭に入れてから解けば、はっきりと正解が導き出せるようになります。
長文読解ですが、どんな長文も文の始まりから「。」(句点)までの一文が、いくつもつながることで出来ています。
ですから、一文ごとのつくり・一文と一文のつながりがわかれば、どんなに長い文章でも読み解くことができます。
「一文ごとのつくり」でおさえてもらいたいのが、その文の「主語」と「述語」と「指示語」です。
例えば、
わたしは、友達と話していた。
別の友達の声が聞こえたので、そちらを見た。
こんな文の場合、
主語は、前半の文は「わたし」、後半の文は、書かれてはいませんが「わたし」。
述語は、前半の文は「話していた」、後半の文は「見た」。
指示語は、「そちら」で、「友達の声が聞こえた(方向)」を“指示”(指ししめ)しているとなります。
つぎに「一文と一文のつながり」でおさえてもらいたいのは、「接続語」です。
前の文と後ろの文をくっつけるときに使う接続語「しかし」は、前の文と反対の内容を後ろの文で書く時に使う接続語。
接続語の使い方と意味がわかれば、文と文の繋がりが分かるため、
一文ごとのつくり、一文と一文のつながりを意識して読むことで、読解をスムーズにすすめることができるのです。
さて、本題に戻ると長文読解の問題になる文章は、文学的文章と説明的文章の2種類に大きく分けることができます。
学的文章(物語、小説、詩など)…登場人物の気持ちをとらえている文章。読者の感動を目指すために書かれる文章です。
説明的文章(説明文、論説文、評論など)…筆者の言いたいことが書かれている文章。読者の理解を目指すために書かれる文章です。
それぞれ解き方とコツが違ってきます。
今回は文学的文章の長文読解の解き方とコツを説明していきます。
文学的文章(物語、小説、物語的な随筆、詩など)読み解くには、まず文章の骨組みをつかむ必要があります。
文学的文章の骨組みは
・事件(出来事)
・セリフとアクション(言動)
・感情(気持ち)
の3つでできていて、「出来事」「言動」「気持ち」が繰り返し描かれることでお話が進んでいくのが文学的文章です。
解き方の公式は、「設問の骨組み以外の、2つの骨組みに注目する」こと。
例えば、傍線①太郎君が慌てて家を出た。とありますが、それはなぜですか?
これは言動(アクション)の理由をきかれているので、「言動」以外の「出来事」と「気持ち」に注目。
傍線②太郎君は悲しいような腹立たしいような気持になりました。とありますが、それはなぜですか?
これは気持ちの理由をきかれているので、
「気持ち」以外の「出来事」と「言動」に注目
すれば、解答のヒントを見つけ出すことができます。
このように
ルール通りに解答すれば、まるで算数や数学の公式のように正解をみちびきだすことができます。
その他の設問パターンは、
「内容」についての設問
「登場人物の気持ちや様子」についての設問
「文章の一部からわかる登場人物の性格」についての設問
「文章全体からわかる登場人物の性格」についての設問などがあり、解き方も変わります。
また、「言動」と「気持ち」を取り違えてしまうと正答は導き出せません。
解き方をマスターするためには、練習不可欠です。
いかがでしたか?
ほんの一部ではありますが、今後文章題を解く際の手助けになればと思います。
この夏は是非国語にも力を入れて勉強しましょう。
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[2021-07-24]