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センター試験で本当にあった怖い話

こんにちは、講師の石井です。 きょう・明日はセンター試験ですね。私がこの試験を受験したのはもう何年前のことだったか…いわゆるアラサーの私にはやや遠い記憶ですが(なにしろ「英語」でリスニングが施行される前のことです)、あれこれと思い出されます。また、大学入学以来、ほとんど毎年大学受験生の勉強を手伝ってきたので、これまでいろいろな話を聞いてきました。 きょうはそんな経験から、センター試験で本当にあった怖い話を2つだけここに紹介したいと思います。 第1話 失われた1年 当時、センター試験の理科は「化学IA」「化学IB」などというふうに、それぞれの科目が2つに分かれていました。国立大学の医学部を志望していた浪人生のA君は「化学IB」を受験することになっていました。その日の試験を終えてから、予備校に戻ってきてA君は自己採点をしました。けれども、なにかがおかしいのです。あれだけしっかり勉強したはずの化学!それなのにずいぶんと答えが合わない…はっ! 【太】おれが解いたのは化学IAだった【字】 その瞬間、かれの浪人生活1年間の苦労が吹き飛びました。もっとも、いまでは「化学IA」「化学IB」という試験区分はありません。しかし、みなさんにも危険は残されています。地歴には「日本史A」「日本史B」の区分が残っているし、数学にも「数学I」「数学IA」などという区分が残っています。 その問題、ほんとうにあなたが選んだ試験科目の問題ですか…? 第2話 ゴンッ、ゴンッ これは私の目の前で本当に起こったことです。国語の試験をすべて解き終わって、一息ついているときのことでした。すぐ前の席の現役生と思しき男子生徒がなにかひどく慌てたようすで、猛烈に消しゴムをかけています。がっがっがっがっ。机は大きく揺れ、いまにもマークシートは破れてしまいそうです。問題冊子にメモしているのだろう答えを必死にマークしなおしているようすが背中越しに伝わってきます。そのときでした。 【太】「解答をやめて、筆記用具を置いてください」【字】 ゴンッ、ゴンッ! 机にあたまを打ち付ける男子生徒。どうやっても取り返しのつかない悔恨の念が、にぶい音となって試験室中に響き渡ります。休み時間に聞こえてきた話によれば、かれはマークミスをして、ほとんどすべての解答が1つずつずれていた、ということでした。

[2011-01-15]