松戸校 からのお知らせ:
高校生の皆さんへ
松戸校講師の芹川です。 だいぶ前のことになりますが、「授業中にたまにするはなし」多くの方にご好評をいただきありがとうございました。 さて、自己紹介等でよく「塾で講師をしています」と言うと「何年生ぐらいを教えているの?」と聞かれます。私は、「小学生から中学生,高校生まで指導しています。中学生が最も多いです」と答えています。現にノーバスに通っている生徒さんで最も多いのは中学生だと思います。ただ、この5月に私が指導している生徒を確認したら以下のとおりでした。 小学生:0人 中学生:2人 高校生:4人 と、ほとんど高校生でした。講師歴も今年で5年目を迎え、持ち上がりの生徒が多いからでしょうか。 ----------------------------- 「高校受験で何を学びましたか?」 私は3月に高校に合格した生徒、あるいは4月に高校生になった生徒さんによく質問をします。(ついこの間も誰かに聞いたような気がしますが) 「勉強です。」 だいたい返ってくる答えはこれです。確かにそのとおり。 ・枕草子を書いたのは清少納言 ・中央銀行の利子率を「公定歩合」という ・「y=ax+b」は1次関数を示す ・気孔から水蒸気が出ていくことを「蒸散」という ・不規則動詞の活用 などなど…。 高校受験を経験する前と後では勉強の知識量に歴然とした差があるでしょう。しかし、本当にそれだけでしょうか。特に、高校受験が大変だったと感じた人たちはもう一度考えてみましょう。なぜ、大変だったのか。または、どうして合格することができたのか。それは「【太】毎日コツコツ勉強できたか【字】」に尽きると思います。毎日コツコツ勉強したから、たくさんの知識を身につけることができたのではないのでしょうか。そして、あんなに苦労したのは「毎日コツコツ」を怠った結果だったのではないのでしょうか。それこそが高校受験で皆さんがまさに身を持って学んだことだと思います。 さて、人間の素晴らしいところは一度学んだことを次に生かすことができることです。「毎日コツコツ続けること」の大切さを学んだ高校生にはそれを自分の成長につなげて欲しいと思います。家に帰ってから、毎日15分間机に向かうのか、それとも週末に2時間たまった分の勉強をするのか。高校に入学して部活動を再開し、勉強に集中できていた受験生の頃とは異なりますが、それでも工夫して「毎日コツコツ勉強すること」に励むことはできるはずです。そうしないとどうなるか。それはもう言うまでも無いことです。 大学(専門)の入試が3年後にまたあります。また入試前に勉強すればいいと思っている人はいませんか? 高校入試ではうまくいったからといって、同じやり方は大学入試には通用しません。「2度あることは3度ある」は数学的な確率に基づいた確かな推論ですが、それは同じ事象を繰り返した時だけです。高校入試と大学入試では、求められるものが違います。小学生と中学生が全く違うように、中学生と高校生も違うということです。是非ノーバスに通う高校生には高校生らしい学習をしてほしいと思います。 最後に、みなさん中間テスト頑張ってください。
[2012-05-24]