松戸校 からのお知らせ:
~身近な化学~
はじめまして、講師の村瀬です。
大学では化学を専攻しています。
最近めっきり暑くなって、夏が近づいてきたように感じられますね。
そこで、今回は夏に使える化学の知識を先取りでお教えします!
みなさんは夏の風物詩といわれている「花火」を見たことはありますか?(さすがにありますよね?汗)。
みなさんが花火といって頭に浮かべるイメージは、
・火薬の詰まった玉が打ち上げられる
・空中で火薬が四方八方に飛び散りながら燃える
といったようなものだと思います。
ところで、みなさんのよく知っている炎の色は赤です。
ですが、花火は様々な色を発しながら綺麗に光りますね。これはなぜでしょうか??
ここで化学の出番です!
「金属の炎色反応」というのを聞いたことがあるでしょうか?
これは、特定の金属を燃やすとそれぞれ決まった色に光る、という反応の事です。
具体的には、銅を燃やすと緑色、カルシウムは橙色、カリウムは赤紫、ナトリウムは黄色、リチウムは赤、などなど。(覚え方はネットなどにたくさんあるので、気に入ったものを使いましょう)
つまり、「花火」は火薬にこのような金属の粉を混ぜてつくられていたのです!
花火師は自分の思い通りの色を出すために、金属の配合の割合を変えているんですね。
こう考えると、花火も興味深いものと感じられますよね!
花火だけではなく、ちょっと考えてみると、みなさんのまわりにたくさん「化学」を発見することができると思います。
大変な勉強でも、興味を持てば楽しくなってきます!
そうすれば「知りたい」という気持ちがどんどん溢れてくると思います。
まずは身の回りのことに関心を持ってみましょう!
こうして化学の事を好きになってくれると、僕は嬉しいです。頑張って下さい!
[2012-06-15]