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テスト前の掃除について

こんにちは、講師の田中です。

私は大学で心理学について勉強しています。
その中の社会心理学の授業で、テストに関する面白い話がありました。

中学生の皆さんは今テスト期間ですよね。
テスト期間に入って、いざ勉強しなければならない状況になると
急に部屋の掃除をしたくなる時はありませんか?
高校生の皆さんは、そんな経験はありませんか?

以前投稿された井浦先生の松戸校日記でも、テスト前の片付けについて書かれていましたが、今回はその現象を心理学的に説明してみたいと思います。

このテスト前に急に部屋の掃除をしてしまう現象は
社会心理学では「セルフ・ハンディキャッピング」と呼ばれています。

なぜこの現象が起こるかというと、
この現象は自分が立てた目標に自信が無い場合に起こります。
自分が失敗した時に言い訳を作っておくために、掃除などをしたくなってしまうそうです。

もし目標点数に届かなくても、
「それは自分の能力が足りなかったのではなく、
前日に掃除など違うことに時間を使ってたからなんだ」
という風に自分の中で言い訳が出来ますよね。

これは、自尊心(プライド)を守るために起こるものと言われています。

このテスト前の掃除の例の他にも
人前で話し始める際のせきばらい、
テニスでボールを打ち損ねた場合にラケットのガットを触るくせなども
同じセルフ・ハンディキャッピングと言えます。

実は私もテスト前に部屋の掃除をしたくなった経験があります。
テストが終わっていつも思うことは、もっと時間を大切にして勉強すれば良かったということです。
裏を返せば、掃除した時間のせいで勉強時間が少なくなったということですよね。
ここでも、自分を守るために言い訳が出来てしまっています。

自分の能力を上げるために努力をすることよりも
自尊心を守ることを優先してしまっているということを知ると何だか悔しいですね。

でもこのお話を聞いて、一人でも多くセルフ・ハンディキャッピングに打ち勝つ人が出てくると嬉しいです!

残り少ないテスト期間ですが、最後まで勉強頑張りましょう!!!

[2012-06-18]

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