松戸校 からのお知らせ:
梅雨まっただ中!
こんにちは、講師の田窪です。
梅雨だけでなく、台風もやって来ていて天気が安定しませんね…体調を崩したりしていませんか?水分補給をしっかりしてくださいね。暑いときには、手首や首筋など、太い動脈が通っているところを冷やすと体全体がひんやりするらしいので、ぜひやってみてください。
この間、家の近くで紫陽花が綺麗に咲いていたので、思わず写真を撮りました。梅雨は嫌な季節ですが、この時季しか楽しめないこともありますね。
ところで、紫陽花は赤い花と青い花がありますよね。何が原因で花の色が変わるのだろう?と気になったので調べてみました。どうやら、土のpH(酸性度)によって変わるようです!一般に、酸性ならば青、アルカリ性ならば赤と言われているようです。…ということは、リトマス紙の変化と逆なんですね!私は昔リトマス紙の色の変化を、「おっかさん(青あお→赤あか=酸性さんせい)」と覚えました。参考になれば良いのですが…(笑)。
さて、ここからは自分の専門の話をしたいと思います!
今日ご紹介したい漫画は、大和和紀(やまとわき)先生が描いた『あさきゆめみし』です。これは『源氏物語』を漫画化したものです。有名な作品なので、中学や高校の図書室に置いてあるかもしれません。『源氏物語』を古文のまま全編読むのは大変なので(私も読んだことありません・汗)、漫画でストーリーを追うのもよいと思います。有名な和歌もいくつか載っていますし、当時の文化や生活様式など、学べることがとても多いです。
例えば、女性が十二単を着ていたことは皆さんご存じだとは思いますが、当時の女性が「本名で呼ばれない」ということは知らない人もいるのではないのでしょうか?女性は基本的にあだ名で呼ばれています。源氏物語に出てくる女性は植物の名前からあだ名がつけられている人が多いですね(葵、夕顔、朝顔、末摘花など)。男性によって同じ女性につけるあだ名が異なるので、最初にこの漫画を読んだとき「え、なでしこの君と夕顔の君って同一人物なの??」と混乱したりしました。ほかには住んでいる場所の地名で呼ばれることも多いですね。男性は主に役職名で呼ばれています。ほかに現代と違うことと言えば、天皇が生きているうちに代替わりすることでしょうか。なので「院政」という政治形態も生まれたのですね。位を譲った天皇を「上皇」「院」と言います。
最後に、もうすぐ定期テストということで、源氏物語に関する問題をいくつか出します。
1・『源氏物語』の作者は?
2・作者のライバルは?(ヒント:『枕草子』の作者)
3・成立した年代は何年ごろ?
4・作者が仕えていた中宮(天皇の奥さん)は?
5・その中宮の父親は?
解けましたか?正解は
1・紫式部
2・清少納言
3・1000年ごろ
4・彰子(しょうし)
5・藤原道長
です。テスト頑張ってくださいね!
[2012-06-19]