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過去問の使い方

講師の芹川です。


千葉県立公立入試の過去問題集が新しく入りました。
購入して下さった塾長に感謝の意味も込めて今回は過去問の使い方について私の考えを紹介します。


過去問はおまじないに近いものがあると思っています。
神社で引いたおみくじの結果が良ければ一年間、安心して暮らせますし、悪ければ注意深くなり怪我や事故に気をつけるようになります。
過去問も同じで昨年度、あるいはそれ以前に自分がその問題を受けていたらどうなっていたか、点数が良ければ安心感が、悪ければもっと勉強しなくてはという意識が芽生えます。


一方で過去問を解くということはそういった受験や勉強のモチベーションを高めるためには最適ですが、学力を上げるために使うには使いにくい面があります。
過去に出題された問題がそのまま、あるいは類似した問題が今年度出題されるとは考えにくいからです。
もちろん、過去問を解いて時間配分を確認するといった実践的な意味もありまずが、それにしても最後の確認です。
基礎的な学力を上げることが重要になる夏休みは過去問に励むより、まずは1・2年生の復習を進めることが大切だと思います。
過去問は一度復習が終わった秋や冬に使うように私はしています。


と、あたかも『過去問を使うな』と言わんばかりの内容になってしまいましたが、
そうではなく、物には最良の使いどきがあり、今はまだその時ではないということが言いたかっただけです。
まあ、夏に入ってもやる気がであまり出ない、受験の実感がわかない人は一度目を通すぐらいはいいかもしれませんね。


いずれにしても、先生も含め受験まで大切に使うようにしましょう。

[2012-07-23]

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