松戸校 からのお知らせ:
一位じゃなきゃダメなんです。
こんにちは。講師の中島です。
昨日、研究室の合宿でJAXAに見学に行ってきました。
はやぶさをはじめとする多くの衛星はここで作られているようです。
はやぶさは映画化されていて、何度も起こるトラブルにもかかわらず無事に帰還させたいという日本人らしい対応がすごく印象的です。
そのはやぶさの後継機であるはやぶさ2のプロジェクトマネージャー、母校の東京理科大学のO.Gの方、ガイドの方の話をここで書かせてもらいます。
一番印象に残ったのはタイトルのとおり「一位じゃなきゃダメなんです」
と言っていたことです。宇宙は日向に行けば100度、日陰では-180度、放射線や宇宙線はひっきりなしに襲いかかり、1gの物体がぶつかっただけでも大惨事になるなどすごく過酷な環境だということが分かります。
そんな場所に数千億の物体を打ち上げるので、失敗は絶対許されないということから「一位じゃなきゃダメなんです。」という言葉が自然と出てくるんでしょう。
また、はやぶさ2のプロジェクトマネージャーは「このプロジェクトは普段の生活には何にも役にもたたないかもしれない。でもそういう研究から新発見が生まれるんだ。」と言っていました。有名な発明家はみんなにバカにされていても、歴史に残る発明を残していますね。
勉強も同じで第二志望の判定が良かったからって満足していては可能性を失っているかもしれません。
また、勉強をしていると、こんなことをやっていて意味があるのかなとか、この勉強法であってるのかな、などいろいろと不安はあると思います。講師として勉強のやり方を教えることはできますが、自分なりのやり方を模索して最善の方法を見つけられれば、長い目で見ると自分なりの発明となるかもしれません。
言いたいことは若い今のうちに色々回り道をしてほしいと思います。
それが色んな経験となり、あとあとあの経験が役だったなんてことになるでしょう。
[2012-09-19]