松戸校 からのお知らせ:
心理の実験
こんにちは
講師の田中です。
今回、私が大学で行った実験についてお話をします。
実験と聞くと理系な感じがしますが
私は、心理学部に所属する文系です!
文系の心理なので、実験と聞いてもピンとこないようで
友達にも実験で何やるの?とよく聞かれてしまいます。
色々な実験を行うのですが
私が前期で行った実験で1番印象に残っているのは
ハトの実験です!本物のハトですよ!
ハト2羽を別々の箱に入れ、異なる条件下で実験を行うのですが
どちらも箱の中に備え付けられているボタンをつつくことを教育されています。
1羽のハトはボタンをつついている間に、
一定の間隔でエサが落ちてきます。
もう1羽のハトはボタンをつつく回数に依存して
エサが落ちてきます。
なので、あらかじめ何回つついたらエサが落ちるというように
スケジュールを組んでおきます。
ちなみに、このスケジュールはエサが落ちる度回数が異なるので
ハトはひたすらつついてるしかないんですね。
2羽のハトでどちらが、よりボタンをつつく回数が多いと思いますか?
正解は、回数に依存してエサを得るハトです。
この実験を通して、何を知りたかったかというと
ある行動を行った後の環境変化で
その後の自発的な行動がどのように変化するかを知らべたかったんです。
日常的なことに置き換えると
例えば、子どもが歯磨きをします。
そして、母親が褒めて子どもにシールをあげます。
その後、子どもの歯磨き回数が増えます。
ハトの実験と歯磨きの例では
大体同じ心理的な要因が働いています。
その心理的な要因を学ぶために
授業で実験を行い、レポートで考察をまとめていきます。
難しそうに思えるかもしれませんが
ハトのつつく姿が可愛くて、私はこの実験が1番好きでした(笑)
今回長く書いてしまいましたが
心理の実験ではこれ以外でも色々なことをやります。
興味を持った人は、是非心理学部へ!!
[2012-10-26]