松戸校 からのお知らせ:
カイロの原理
こんにちは、講師の村瀬です。
もう12月の中盤に差し掛かってきました。かなり寒くなってきましたね。
皆さん、特に受験生の人たちは、寒さ対策のために、カイロを携帯しているのではないのでしょうか?
ということで、今回はカイロのお話です。
端的に、なぜカイロは温まるのでしょう?
…答えは、鉄が水と酸素と急激に反応し、熱を一気に発生させるからです。
カイロは、鉄粉、食塩水、活性炭などが含まれているそうです。
カイロ内では、鉄と酸素が反応し、酸化鉄と少量の熱量が生成されます。
ゆっくり反応させると、その分ゆっくり熱が発生するのであまり温かくなりません。
なので、反応をより早くするために、触媒として食塩水を混ぜ込んであるのです。
さらに、酸素をたくさん取り込むために活性炭を混ぜています。
カイロの中はまさに鉄が酸化しやすい環境につくられているわけですね。
しかし、今お話ししたカイロというのは、昔からある使い捨てカイロのことです。
最近は、何度でも使えるカイロというものも流通していて、実はこれは全く原理が異なるのです。
しかも、何度でも使えるカイロは様々な種類があり、それぞれ原理も異なるようです。
調べてみると、液体から固体になるときに発生する凝固熱を利用したもの、あらかじめ温めておいた保湿性の高いジェルを利用したもの、などなどたくさんありました。
皆さんが使っているカイロはどんなカイロなのでしょう?
最後に、カイロを使い始めるほど寒くなってきたので、みなさん寒さ対策をしっかりして、風邪などひかないようにしましょう!
では、残り少ない今年一年を最後まで元気にすごしましょう!
[2012-12-14]