松戸校 からのお知らせ:
すべてには理由がある
こんにちは。講師の中島です。
もうすぐ今年も終わりですね。
年を重ねるごとにだんだん1年が短く感じます。
ちなみに人間は20歳までに感じる時間と20歳から80歳までに感じる時間の長さは
同じだそうです。
3倍近く体感時間は違うんですね。
さて今日は国語の話をしたいと思います。
私自身国語は得意ではありません。
でもそのことを先生に相談すると必ず返ってくる言葉は
「本を読め!!!!」
本が読めたら国語で苦労していない!!!
読めないから国語が苦手なんだ!!!
と何度も思いました。
そんなこんなで、高校生になり、TVで読解力がどうすればあがるかという
番組がやっていました。もちろん「本を読め!!!!」ではありません。
読解力を上げるには日常生活で「何で?」と思うことが重要だそうです。
「全く活字が出てこないのに読解力と何で結びつくの?」という疑問はありますが、
ここでいくつか日常で不思議と思うことについて書いていきたいと思います。
テニスの試合でカウントのとり方って変わってませんか?
0→15→30→40→1ポイントという風に。
仮に15ずつ増えていくとしても30→40は何なんだ?
これはテニスの前身のスポーツに起因するそうです。
このスポーツが生まれたのは中世のヨーロッパで、60進法が主流であったために
テニスも60で1ポイントが入る制度になったようです。
60進法って何?と思うかも知れませんが時計を思い出してください。
時計って60秒進むごとに次の単位である分がひとつ増えて、
60分進むごとに次の単位である時間がひとつ増えますよね。
これが60進法です。当時の修道院の生活時間(祈り、掃除、食事など)も15分を
基本単位として行動していたようです。
これとテニスも同じで15→30→45→60で1ポイントという風にしたという
説がもっとも有力だそうです。またテニスの前身はジュー・ド・ボーというゲーム
ですが、それが生まれたのは修道院。そのためその習慣がカウントを数える際にも
応用されたという説が二つ目。いずれにしても当時の60進法の考え方が元になって
いるようです。
じゃあなんで45ではなく40なのか?
これは単純にフォーティファイブが言いにくいためフォーティとしたようです。
長くなりましたがこんな風に世の中の不思議と思うことも理由がきちんとあります。
国語も筆者がそう思う理由は何でしょう?みたいな問題がありますよね。普段から
「何で?」と思うようになれば文章を呼んでいるときもきっとそう思いながら読め
るようになるということらしいです。
ほかにも変なものに
プードルカットってなんであんなきり方をするんだろうとか
信号機は(青黄赤)の順で並ぶのかとか
「一富士二鷹三茄子」はなぜ縁起がいいのかとか
いろいろあると思います。
ぜひ調べてください。
ちなみに以下は科学的にまだよくわかっていない現象です。
冷凍庫にお湯と水を同時に入れるとお湯のほうが先に凍るのか?
麻酔が何で効くのか?
年をとるとなぜ筋肉痛が遅くやってくるのか?
[2012-12-21]