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過去問の使い方

ヾ(・д・。)こんにちは!
講師の高野です。
ついに1月に入り中学・高校・大学入学試験日が目前に迫ってきました。
学校によっては既に試験が実施された所もありますね。

ところで、この時期に受験生の皆さんが過去問を解いている姿をよく見かけます。
つい先日の授業の中でも過去問について話す機会があったのですが、そこでよく
質問されるのが「過去問はどう使えばよいか」です。
そこで今回は「過去問の使い方」について私なりの考えを書いていこうと思います。

まず、よく見られる「とりあえず闇雲に何回も何年分も解く」という方法ですが、
これは労力の割に効果があるとは言えないのであまりおすすめは出来ません。
あと精神的にも非常に辛いです。MPガンガン削れます。鬱になります。
もちろんこの方法が効果的な場合もありますが、それについては後に記述します。


では私のおすすめの方法はどんなものか、以下に順番に書いていきます。

①:まずは直近の年度の問題を解いて点数を出します。

・目標とする合格点以上(学校によるが普通はだいたい7~8割くらい)がとれている。
⇒ガンガンいこうぜ。他の年度も繰り返し解き傾向を把握しましょう。

・ギリギリ合格点(6割)or悲劇的な点数(5割以下)しかとれなかった。
⇒②へ

②:解いた過去問を徹底的に見直し、自分の解けるor解けそうな問題を探しましょう。
その際、各問題の配点を見ながら合わせて7割程度になるように問題を選びましょう。
問題の選び方は、自分の得意な単元などを考えてある程度自由にして構いません。
同時に自分の苦手な単元がどこかもチェックしましょう。
各大問にどのくらい時間を割くかも考えましょう。
最終的な目標はここで選んだ問題を確実に得点出来るようになることとなります。

具体的には…

例1)公立高校入試(数学)の場合
大問①を全て、大問②の作図以外を全て、大問③④⑤の(1)のみを選択する。
大問①に5分、大問②に15分、大問③④⑤の(1)にそれぞれ7分。

例2)私立中学受験(社会)の場合
各県の特色・産業に関する問題、政治に関する問題はほぼ正解だったので今後の
勉強は暗記事項と時事のチェックにする。正解率の低かった歴史上の人物につい
ての問題は、過去問によく出ていた人物もメインに復習して+5点を狙う。

例3)私立大学入試(英語)の場合
受験する学校の問題でたまに誰にも分からないような変な単語が出てきたが、長
文問題を解くうえで語彙力不足で困る事は無かったので、長文を2つ20分で確実に
こなし30点はとろう。英作問題は苦手なのでなんとか部分点を取れるように先生
にアドバイスを貰い練習しよう。発音・アクセントはサッパリだからよく出るも
のだけ眺めていよう。

こんな感じですね。結構適当です。

③:②で選んだ7割程度をとるための問題について自分の力のみで確実に解けるようになる
まで、先生に質問したり類題を演習したりしましょう。
時間を計ることも忘れずに。

④:①~③を他の年度についても行いましょう。
好きな年度からで構いませんが、20年前の問題とかしてもちょっと…



以上が私のおすすめの「過去問の使い方」です。
②を見て、(´Д`;)メンドクサイ…受験直前に悠長な…と思った方も多いでしょうが一番大切
な所なので是非やってみて下さい…!
過去問を『時間通りに』『何回も』ただ解いてそれなりの実力をつけるだけなら誰でも出来
ます。もちろん受験生のほとんどがしているでしょう。
それら他の受験生を追い抜くためには自分なりに一工夫する必要があります。
皆さんも過去問の使い方において自分なりの一工夫をしてみて下さい!


…あ、そうそう。
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします(。・ω・)ノ゛

[2013-01-09]

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