気持ちは切り替えない!?

こんにちは。ノーバス南浦和校の大塚です。

以前のブログで「ふりかえり」の大切さについて
書かせてもらいました。

定期テストや模試の結果を見つめ直して、
「PDCA(PlanーDoーCheck-Action)」サイクルを
ちゃんと回してますかという提言でした。

ところで、結果が思わしくなかったとき、
誰かから「気持ちを切り替えて!」などと
アドバイスされたことはありませんか?

私は、これ、正直どうなんだろうと思っています。

成績の伸び悩む生徒に限って、
「次、がんばります!」なんて感じで、
失敗から目を背けている(見なかったことにしている)
印象が強いです。

失敗を失敗として、ありのまま受け止め、
自分の弱点と徹底的に向き合うことが
重要な鍵になるような気がしています。

私は根っからの阪神タイガース・ファンなのですが、
OBの藤川球児さん(「火の玉ストレート」の大投手です)が
以前こんなことを言っていました。

「シーズン中に気持ちを切り替えたことは一度もない。
僕はそんな安易な気持ちで戦っていません」と。

打たれたとき、負けたとき。

負のイメージをとことん引きずり、
その悔しさを晴らして、初めて成長できるのだと。

勝負の世界に生きる男の言葉には、
襟を正されるばかりですね。

翻って、大人の世界でも同じです。

仕事で嫌なことがあったとき、
お酒やカラオケなどで
その気持ちごとリセットしてしまう人は、
少なからずいますよね。

私は決して立派な人間ではありませんが、
それなりに長く生きてきて、
「悔しい」という感情が、
人間を突き動かす大きなエネルギーになり得ることは、
真実であるように感じます。

やはり、悔しさはため込んで爆発させるに限ります笑

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[2021-11-17]