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英語の取り組み方

こんにちは。 皆さんは英語を日本語訳するとき、どのように頭を使っていますか? 英文上にある個々の単語を日本語の意味に置き換え、それらを組み合わせ、もっともらしい日本語に組み立てていく。当たらずとも遠からずというところでしょう。 【太】He bought a ring for me.【字】 上の英文であれば、「he=彼」「bought=(買う)の過去形」「a ring=指輪」「for=ために」「me=私」という英単語から日本語への変換をまず行います。それから、彼、買った、指輪、ために、私という日本語を色々と組み合わせてみます。そして、組み合わせた中から、「彼は私のために指輪を買った」という最も、もっともらしい訳を捻りだしてきます。人によっては「彼は私のために指輪を買ってあげた」と訳したかもしれませんが、これも大丈夫です。 【太】At time which we spoke of boys were poor.【字】 この英文はどうでしょう? 同じように訳してみて下さい。 「あのとき、私たちは少年たちは貧しいと話していた」、「あのとき、私たちは貧しい少年たちの話をしていた」、「あのとき、私たちが話していた少年たちは貧しかった」 さて、どの訳があなたの訳したものに近かったですか? もし、上記にあなたの考えた訳に近いものがあるならば、残念ですが、あなたの日本語訳は間違えです。惜しくさえありません。この英文の正しい訳は「私たちが話題にしていたあの時代には、少年たちは貧しかった」です。 この英文は高校で学習内容が含まれている英文で、あなたがもし中学生であれば、落ち込む必要はありません。けれども、あなたがこれから英語力を身につけて行く上で大きな支障にはなってきます。「英単語個々を日本語に置き換え、置き換えた日本語を適当に意味の通る日本語に組み立てる」このスタンスが問題なのです。 英語を解釈するうえで、主語と動詞は最も重要な要素です。英文を見たときに、主語と動詞がどれなのかを探ることが、我々が最初にすべきことなのです。戸田先生は、これら二つの重要な要素を人間に喩え、主語は「顔」で、動詞は「身体」であると授業で言っていました。大変素晴らしい、英語の本質を捉えた比喩だと僕も思います。 英語では、人に何かを伝えようとしたとき、「誰が」「どんな動作をした」のかということが重要になってきます。「いつ」だとか、「どこで」だとかは、枝葉の情報であり、戸田先生はこれらを「アクセサリー」だとか、「化粧」のようなものだと言います。なるほど、と僕は膝を打ちました。 英語の学習の方法を今一度見直してみることをお薦めします。 見直してみましょう。 講師 はせがわ

[2011-09-13]