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ピーポー

みなさん、こんにちは。 ノーバス武蔵小杉校講師の野村由樹です。 もう11月に入り、冷たい風が吹く日が多くなってきましたね。 体調を崩さないようにしっかり手洗いうがい、防寒対策をしましょう。 さて、今日は、私が大学でしている勉強の話をしたいと思います。 私は大学で理工学部という学部に属しています。 理工というと、「理数系?数学も理科も嫌いだー!」と言う人が多いかもしれません。 ですが、理科や数学は私たち人間が生活をしていく中で非常に役に立っていて、暮らしていく上で欠かせないものなのです。 今日は学校で音波の干渉の実験をしました。 中学生の皆さんは、音は空気が振動して伝わるということを勉強しましたね。このことは日常生活で利用されているのです。 例えば、救急車はピーポーピーポーと大きな音を出しながら走ります。ですが、救急車の中にもその音が筒抜けであるとしたら、困りますよね。患者さんの心拍が聞こえないし、なによりうるさくてますます容態が悪化してしまうかもしれません。 こんなことにならないように、救急車の中にはこのピーポーピーポーという音が聞こえないように、仕掛けがしてあるのです。 では、どのようなしかけなのでしょうか。 音は、空気中を伝わる波と考えることができます。 この波の形は音によって違います。 逆の形をした波同士がぶつかると、その動きが打ち消しあって波が小さくなります。このことを利用しています。 救急車の中には、サイレンの音の波と逆の動きをする波を持っている音を流して、ピーポーという音を消しているのです。 私は前に一度だけ救急車に乗ったことがあるのですが、確かに救急車の中に入ると音があまり聞こえなかった記憶があります。まさかこんな仕組みだったとは、驚きました。 このように、理科は日常生活で人の役に立っています。 そう考えるとちょっと勉強もがんばろうと思えてきませんか? 細かい原理は難しいですが、少しでも「理科って人の役に立っているんだ!すごいなあ!」と思ってもらえたら嬉しいです。

[2011-11-05]

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