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秋。例えば読書の秋。

こんにちは、ノーバス武蔵小杉校講師の岡田です。 今日は「読書の秋」ということもあり、僕のお勧めの本を紹介させてもらおうと思います。 突然ですが、皆さんの家にはどんな辞典がありますか?? 僕の家には今、国語辞典、漢和辞典、英和・和英辞典、仏和辞典、独和辞典それから書道辞典なんてものがあります。 (最近は電子辞書ばかりで普段はほとんど本棚の飾りになってしまっていますが…) 使用頻度に差こそあれ、辞書を使ったことがないという人はいないと思います。 さてなぜ辞書の話から始めたかというと、僕が紹介したい本は「舟を編む」(三浦しをん著)です。 この本は辞書を創る編集者たちの物語です。 毎日手に取っている辞書ですが、正直この物語を読んで初めて知ることがたくさんありました。 まず驚いたのは、会社の中に辞書を出版することだけを仕事にしている部があるということ。 みなさん「辞書って膨大な数のストックの中から使用頻度の高そうな語句だけを選び並べただけのもの。」そう思っていませんか? 僕は恥ずかしながらそう誤解していました。 しかしそうではありませんでした。 みなさんの辞書を一冊引っ張り出して見てみてください。 第○版という表示があると思います。 その版の番号によって内容は比べてみると変わっています。 なぜでしょうか? その答えは本文を引用すると「言葉は生き物である。」ということなのです。 この言葉という生き物は常に進化し続けています。 また使われなくなった言葉もあります。 それが「死語」といわれるものです。 編集者たちは常にその進化をたどり、情報が書き換えられるごとに私達のもとに発信してくれています。 そこでは言葉の海で戦う人たちによる陰ながらもすさまじい奮闘があるのです。 これ以上書いてしまうと、読んだ時の感動がなくなってしまうと思うので紹介はこのあたりで終わります。 さらに詳しく辞書の秘密が知りたくなった人はぜひ読んでみてください。 読み終わった後には、自分の辞書がかわいく思え、大事にしよう!と決心することと思います。 僕はこの三浦しをんという作家が好きでこの人の本が出るたびついつい読んでしまいます。 みなさんにも好きな歌手や好きなスポーツ選手がいると思います。 それらと同じように好きな作家を見つけ、少しずつでも読書を楽しんでもらえるようになれればと思います。 またこんな面白い本があるよ!というのがあったら僕達講師陣にお勧めしてください。 皆さんからそんな声が届くのを楽しみにしています。

[2011-11-16]

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