武蔵小杉校 からのお知らせ:
風が吹けば桶屋が儲かる
こんにちは。ノーバス武蔵小杉校講師の高井です。
タイトルにもありますが、「風が吹けば桶屋が儲かる」
これは有名な諺(ことわざ)ですね。では皆さん、この諺がどのような由来で
成り立っているかご存知ですか。
それは江戸時代の『東海道中膝栗毛』に記載されており、曰く、
1.大風で土ぼこりが立つ
2.土ぼこりが目に入って、盲人が増える3.盲人は三味線を買う(琵琶法師は日本史で勉強しましたよね。)
4.三味線に使う猫皮が必要になり、ネコが殺される
5.ネコが減ればネズミが増える
6.ネズミは桶を囓る
7.桶の需要が増え桶屋が儲かる
とあります。
意味としては
① 一見すると全く関係のないような思わぬ所・物事に対して影響が出ること② (転じて)因果関係を無理矢理つなげて出来たこじつけの理論
です。(現代では②の意味で使われることが多い)
私が皆さんにお伝えしたいことは、一見すると無関係なことでも予想外に影響する場合は多く、受験勉強もまた同じである、ということです。
今の時期、夏休みにも関わらず毎日部活のために勉強する時間が取れないと悩む生徒さんがおられますが、そんなに思い悩む必要はありません。私は中学時代にサッカー部に所属しており毎日ヘトヘトになるまで練習していました。勉強する時間は碌(ろく)にありません。部活があるので勉強に徹しきれない。本当に大丈夫なのか。そのように悩んだこともありました。しかし、受験期のラストスパートでは、3年間の部活動を通して培った体力と集中力が功を奏して、成績をぐんと伸ばすことが出来ました。
目の前のことに全力投球する。たとえそれが一見して勉強に関係ないことでも思わぬところで良い影響をもたらすでしょう。
また、逆もまた然りです。「勉強に関係ないから」という理由でいろんなことを疎かにしていませんか。夏休みにありがちな夜更かし、朝食を抜く等、規則正しい生活を怠ると受験勉強に対して思わぬところで悪い影響があるかもしれません。
気を抜かず、楽しむべきところは楽しんで充実した夏休みを送って下さい。
皆さんの成功を祈っています。
[2012-08-03]