武蔵小杉校 からのお知らせ:
知識欲
こんにちは。講師の岡田です。
突然ですが今皆さん、何か知りたいことはありませんか?たぶんあると思います。というよりテレビを見たり、本を読んだり、何気なく友達と会話している時でも様々なことを疑問に感じるはずです。
それは些細なことです。そして、調べなくても、生活の上で全く困ることのないものが大半だと思います。
でも、そんなどうでもいいこと、調べてみたくありませんか?今の時代は多くの家庭にパソコンが普及し(ちなみに2012年内閣府調査によると77.3%)、また携帯電話もスマホの普及で2台持ちをする人も増え人口よりも携帯所有台数のほうが多くなってしまった時代です。そんな環境に身を投じている私達はいつでも・どこでも・手軽に情報を手に入れることが出来ます。どんな情報であっても、いつどこで役に立つかわかりません。先日私が調べたどうでもいいことは「シーザーサラダのシーザーの語源は何?」でした。勉強にも関係ないし、たぶんこの話をこれから人前で披露することもそう多くはないでしょう。しかし、これを調べたその一瞬、場にいた人々の頭はシーザーサラダのことで頭がいっぱいに…なったかどうかは分かりませんが、人と人とをつなぐコミュニケーションの役割を果たしていました。そんなものこじつけの理由じゃないか!と思うかもしれません。でも今、シーザーサラダのこと気になっていませんか?と、このままおわるとただのシーザーサラダについての話になってしまいますが、そうではありません。どうでもいいこと、知ってなきゃいけないこと。その線引きはできるものではないと思います。本や漫画を読んでいると、全知全能という言葉が出てきますが、生身の人間にそんなことは不可能だと思います。その人にとってその情報が大事であればいいのでは、と思います。なんでもいいので、興味のある情報を調べて、知識を蓄積させてほしい。ということが今日伝えたいことの一つです。
もう一つ。今や情報を得るツールは無数にあります。インターネット、本、電車の中吊り広告、漫画、ゲーム…たくさんありますが、それらと同様、いやそれ以上かもしれないものの一つに「人から人へ、生で、言葉で伝える」というものがあります。そのための口であり、耳です。他愛のない会話も、叱られるのも、議論も戦わせるのもその一環です。しかし、往々にして、私達は自分の聞きたくない情報には耳をふさいでしまいがちです。シャットダウンしてしまうのは簡単ですが、そこから手に入れられる情報が自分の手からするりとぬけていってしまうことを認識しなくてはなりません。これは生徒の皆さんには少し厳しい話であり、私達講師も気をつけなくてはならないことではありますが、自分に不利益な情報も一旦受け入れて咀嚼する、そんな柔軟な広い意味での知識欲を持てるようになってくれればなと思います。そうすれば、手に入れた多くの情報が皆さんのこれからの生活で、思わぬところで手を貸してくれることと思います。
手始めに、シーザーサラダのことが気になって夜も眠れない…!と思う方は今すぐ、このページから検索エンジンに移動して「シーザーサラダ由来」と打ち込んでみてください。0.1秒で答えに辿りつけますよ。
[2012-10-05]